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年が明けて。

令和四年の大晦日、近所の仕出し屋に
作って頂いたおせちで酒を酌み、
紅白歌合戦を見終えてから、
氏神さんの伊勢社の階段を上がる。
今年一年ありがとうございました。
拝殿にお参りをした。
町内のかたがたとしばし焚火を囲んでいたら、
善光寺から鐘の音が響いてきた。
去年今年。寅の年から卯の年に。
明けましておめでとうございます。
新年のあいさつを交わして、再び拝殿に、
今年もよろしくお願いします。
お参りをした。
氏神さんを出て善光寺へ向かうと、寒い中、
たくさんの参拝客でにぎわっている。
人混みに混ざって本堂へ上がり、お参りをした。
弥栄神社にまわってお参りをして、おみくじを引いたら、
大吉だった。すばらしい。
待人 速やかに来る ほんと!?
商売 確かなる利益あり ほんと!?
縁談 以外にまとまり易し ほんと!?
年明け早々、気分が明るくなったのだった。
翌朝、朝風呂でさっぱりしてから、
仏壇のご先祖様にお参りをして、
神棚にお参りをして、
商売繁盛の神様、近所の西宮神社にお参りに行く。
晴天の元日となり、善光寺の参道はすでに多くの
参拝客があふれていた。
自宅に戻って実業団駅伝を観ながら、
昨夜のおせちの残りでワインを酌んで、新年初酒と
相成った。正月三が日は、駅伝に始まり駅伝に終わる。
翌二日、箱根駅伝の息がつまるような競りあいを観ながら、
訪ねて来た飲み仲間と、新年の杯を交わした。
往路優勝した駒澤大学の四区と五区で活躍したのは、
ともに地元長野の子供だった。たいしたものだなあと、
貫禄ある走りっぷりに感心してしまった。
翌三日、箱根駅伝の復路の様子を観ながら、昨日の
宴の残りの肴で焼酎と日本酒を酌んだ。
駒澤大学の総合優勝を観てから、
ひとまわり、町の様子を眺めに出た。
雪のない晴天の三が日に、善光寺界隈から長野駅前まで、
人も車もぞろぞろ混んでいる。
自宅に戻ってひと風呂浴びて、大根の千切りともやしを
煮ながら晩酌をした。
正月休みを終えて、今年の日常が始まる。
どんな年になるのか、気がかりごともあるけれど、
平らな気持ちで日々を過ごすよう、心がけたいことだった。

誓い言あれこれめぐる初湯かな。

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