見出し画像

ラナンキュラスの種

ラナンキュラス。2番目に好きな花。どうやら私は身近な自分で育てる事ができる花が好きみたいです。

20代後半から30代前半かな。大輪の花が咲いた。険しい山道を気が付いたら寝ずに登ってボロボロになっていた。バラにはなれなかったけど、大輪のラナンキュラスが咲いた。確かに咲いた。綺麗だった。その時失った大切だった物は肥料になっているんじゃないかな。

あの花は何年も咲き続けてくれたけど、もう随分前に散っちゃった。球根が残った。
苦しかったよ。もがいてね。嫌な大嫌いな自分もいる。でもね、このまま終わりたくない。
私はまた花を咲かせたくて、その球根を別の土地に植えようか迷っていた。外に何か求めようとしたけどそれは違った。何か違う様な気がして、出来なかった。

でね、あの花が散った時、種が落ちたんだよね。確かにあった。その事に気が付きました。私は違う色、新しい色の形の違うラナンキュラスを咲かせたい。花が散ったからこそ生まれた種で。もしかしたら、ラナンキュラスじゃない他の花が咲くかもしれない。それでもいい。


光るまで磨いてみたかな…
実るまで水をやったか…


私にとって今違う土地に球根を植える事は逃げる事だと思いました。今いるこの土地を納得いくまで耕して、種を撒いて咲かせたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?