Scrapboxに日報を書くと楽しい

最近minneのデザイナーたちはScrapboxに日報を書いてあそんでいます。

なぜ書くのか

書く習慣をつくりたい。
わたしたちが働いているペパボでは「アウトプットすること」が激しく推奨されています。
人前で話すにしても、まずは考えてることを言葉にすることからはじまると思うので、まず書く習慣をつくることが大事そうに思えました。
それも、ハードルはかなり低めなのがいい。

気をつけたこと

2つだけ気をつけた。

強制しないこと

書きたい人が楽しく書いてそれを感染させてくれるのがいいかなと思ったので、とくに強制はしませんでした。
これはチーム内でのちょっとした実験や遊びのようなものなのでそのくらいがちょうどいい。

結果としては、きっちり毎日じゃないにしてもほぼみんな書いているという状況。

あがる手段を使うこと

手段は何でもよかったのだけど、個人的にScrapboxを使っていて気に入ってるので提案したらすぐみんな使ってくれました。
記事がわさっと集積してる感のあるUIとか、ちょこちょこ書き足せる気軽さとか、人の日報とリンクで繋がる感じとか、わいわいやると楽しいツールなんだなということを再認識。
やるならばできるだけ楽しく続けられるものがいいので、「どこに書くか」は結構重要。


「Scrapbox 日報」で検索したら同僚が書いた記事が出てきたので参考にしました。
そのチームでは同じページ内にみんなで書いていくスタイルのよう。

Scrapboxでリアルタイム共同日報をやってみた - shimoju.diary

どんなことを書いているのか

嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、困ったこと、いろんなことを書いていいので「日報」というよりは「日記」のほうがしっくりくるかもしれません。

やった仕事の内容とか考えたことをちゃんと書く日もあれば、一言しか書かない日もある。
いつ書いてもいいし、書かなくてもいい。

ここがよかった

気軽に書ける

8人くらいが見たり見なかったりしているだけの空間なので、家で上下スウェット着てるみたいな気持ちでいることができます。
だからか、みんなリラックスした文章を書いていてよい。

楽しく書ける

なにか書くとだいたい誰かがコメントしてくれる(やさしい)。
あんまり誰も見ていない気軽さはあれど、反応があるとやっぱりうれしいし書くモチベーションになる。
ちょっとのどうでもいいコミュニケーションが楽しい。

あとみんな好きな画像を貼りまくるので画面がかわいくなる。

記憶喪失にならない

毎日なにかしら書いていると、あとでふりかえる時に役立ちます。
以前は2週間に1度やっているふりかえり会で記憶喪失になってしまい、なにをしていたのかわからない...くるしい...みたいなことが発生していたのでそういうことがだいぶ解消されました。

やってみて考えたこと

それぞれのペースで好きなことを書いていくから、対面のコミュニケーションではわからなかったことがわかるようになった。
なに食べたとか、休みの日なにしたとか、好きなこと苦手なこと、そういう至極個人的なことを受け取ると「みんな人間だな〜」という気持ちがする。
1日のうちの長い時間をいっしょに過ごすのだから、同僚のことを「人間だな〜」と素朴に思うことは案外とても大事なことだったりする。
たぶん、そういうのは効率とか意味とかを求めないようなことから生まれるんじゃなかろうか。

とても大切に思っているけど、ある日ぱっと消えちゃっても「まあしかたないな」とも思える泡のような日報の話でした。

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