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医師、歯科医師への道16

心や他の部位の疾患が、口腔に症状を呈する場合について述べてきた。

以前にも述べたヘルペスも口腔周りに痛みを生ずる事があるので、常に診断の引き出しに入れておく必要がある。

一方で、明らかに歯科疾患なのに異常なしと診断される事もあるので、注意が必要だ。

最近、いわゆる不定愁訴と言われる原因不明?の痛みや痺れを訴える方の中に、本当になんらかの器質的疾患が隠れていて、見落とされるケースだ。

以前は40代50代に多い印象だった不定愁訴も30代位位から普通に見られるようになり、しかも女性に多いため、抗不安薬が投与され、本来の疾患が見落とされるケースだ。

次回から、本当は歯科疾患なのにメンタル系の疾患とされ痛みが改善されなかったケースをご紹介したい。

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