AO(総合型選抜)、推薦入試の勧め12
推薦系入試の受験生側のメリットについて申し上げてきたが、具体的にどうしたらいいか。
最大のポイントは内申書だ。内申書を良くするには、真面目な3年間を過ごす事だ。
大学側が必要としているのは、頭の良い不真面目な学生ではない。天才的な頭脳はなくてもコツコツ努力する真面目な学生だ。
そう言う意味では、早目に準備する事だ。
高校新1年生なら、この3年間でいくらでも良くできる。2年生や3年生でも遅すぎると言う事はない。
副教科と呼ばれている教科にも真面目に取り組む必要がある。副教科と言えども内申書にの平均点の計算に算入されるからだ。
あなたが数学が苦手だとしよう。数学の3を5にするのは至難の技だが、副教科の3を5にするのはそれ程難しくはない。
いやぁ、私は体育は苦手なんだよな、とか絵が下手なので美術は、あるいは音痴なので音楽は、と言う人もいるかも知れない。
そんな人でも、評価を上げる方法がある。
先ず、課題は必ず期限内に出す。
これは、副教科に限らず数学でもそうだ。
学校にもよるが、宿題点が設定されていて、例えば宿題点が、40%だとすると、全く出さなければ0点、定期と期末で満点を取っても、平均60点で評定は5段階評価で3にしかならないのだ。
全国模試でトップを取った事もある生徒、偏差値が100を超えた生徒を知っているが、国立前期試験で失敗、後期はランクの低い地方医学部を受けたが、落ちた。
センター試験での判定はAだったのに何故か。
そう、内申書が悪かったからだ。
5段階評価で平均が3では、医学部どころかどの学部でも難しい。
課題、宿題をきちんと出したら、次に気をつけるべき事は、出席日数と授業中の態度だ。
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