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AO(総合型選抜)、推薦入試の勧め9

今回は指定校推薦についてお話しして行きたいと思います。

指定校推薦とは、大学側が特定の指定した高校にのみ、推薦枠をふりわけ、成績優秀者の中から学校長が推薦した生徒のみ出願が許される推薦の形態です。

出願したら、ほぼ100%合格できるので、こんな楽な受験はありません。

ただし、3年間宿題の提出や中間期末テスト、本来なら受験に関係ない科目も真面目に取り組む必要があります。

先生にも気に入られる必要があります。学校長に推薦を貰うには、先ずは担任、そして各科担当の先生と良好なコミュニケーションを取る必要があります。

あとは、合格したら、決して辞退してはいけません。
指定校推薦は、殆どが私立大学で、合格辞退があると翌年から、推薦枠が減ったり、0になったりと、学校や後輩にかなりの迷惑がかかるからです。

私が高校生の時、この推薦合格後の辞退が実際に起こりました。先生の説得も虚しく、その生徒の辞退後、その大学からの推薦枠は無くなりました。

私立合格者の過半数が、AOや推薦である事を鑑みるとこの指定校推薦を狙うのも大事な戦略です。

例えば、あなたが医者になりたいとしましょう。
そして経済的に問題がないとして、まともな受験では合格する事が難しいとしましょう。

こんな、生徒に指定校推薦が向いています。

ただし、そのためには中学の頃からの準備が必要です。あなたが希望する医学部のある大学に、先ず指定校推薦があるか調べます。

私立大学の場合、かなりの大学で指定校があります。
そして、その指定校に進学して真面目な3年間を過ごせばいいのです。

もし、指定校推薦が得られなくても、あなたがコツコツと積み上げた3年間は、決して無駄にはなりません。

AOや一般推薦、後期等、内申書が物を言う試験は数多くあり、あなたにとってかなりの武器になります。

時代は変わりました。
宿題や定期は手を抜き、実力テストや全国模試にのみ注力するスタイルはもはや旧石器時代と言われても仕方のない受験スタイルなのです。

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