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記憶の先は独りよがりで

過去の砂を寄せ集めては薄いガラス越しに

見つめたり馳せたり

一瞬の瞬きだとしても

意味のない“ヒカリ”じゃなかったと思える時がくる

全ては手に出来ないから欲が出たり羨んだり

それでもただいまと言える場所に君は帰ってゆく

またひとつ歳を重ねても

この世界はなにひとつ変わらない

だけど不思議だね

この世界はまた違って見えるのだから。

nao





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