保険業界の働き方が結構変わりそうな話(人の話編)
保険業界をアップデートしアップグレードをしている小坂です。
最近多くの企業様からご相談をいただく機会が増えました。多くは語れませんが、現在のビジネス形態の変革、特に人が絡む領域が多いなという感覚です。
まず前提として多くの保険業界が今まで安くふんだんに取れていた資源の一つである"人"が減少、枯渇しつつあることです。
大手の生保では新卒〜中途の募集人/損保では新たな代理店という販売チャネルの獲得および残存率が以前にも増して厳しくなってきていると口を揃えていいます。
総合職も以前のように新卒だけで十分な数が取れず、各社かなり幅広い職種で中途採用を解禁しています。
最近では転勤を前提とした保険会社の総合職も転勤あるなし、働き方と仕事内容と待遇を変えていくことを前提に事業を組み直している会社もあります。
また、直近では大手損害保険会社が経営目標として17時退社を発信。
しかし、X上で多くの現役の方々が突っ込むなど物議を醸し出しています。
今まで拡大してきた代理店や顧客に対して今まで以上の品質を今までどおり提供するにはどうにもならなくなっている現実をテクノロジーでなんとかしたい経営陣。しかしそこには大きなハードルがありそうです。
保険会社のマネジメントレイヤーは
負荷を低下させるためにAIを導入しようとすれば"私たちの仕事を奪うのか!"と言われ
働き方を自由にすると"成果で評価されるしかないのか?!"と言われ
保険会社の現場の社員は
会社の言う通りにやると"土日にもお客様と我々は動いているのにお前らはどう言うつもりだ!"と担当先からはクレームを受け
労務管理の観点から残業含め指摘事項になるので個人の携帯でやり取りするしかなく事故に発展するケースも…
保険募集人、営業、代理店は
"いますぐ答えられないのとか本当にプロなん?今すぐやれや"と言われたり
働きたいけどシステムが落ちちゃってて動かない
などまさに過渡期にみんなで知恵を絞りながら活動を行っている状況ですよね。
周辺領域でも
広告代理店は今まで3rd partyにも広告が出せていたものが出せなくなるのでCPAが今まで以上に上がりどやされるのが2024年の後半
システム会社はインフレと個別カスタマイズの失敗で想定以下のパフォーマンスなのに多額の保守コストがかかってどやされるのがまさに今〜MSのEdge対応が終わる2028年くらいまで
毎年脈々と気合と根性で整理されていたデータベースの消失(インシュアランス統計存続問題)
生保協会の認定代理店制度どこまで人力でできるか問題
損害保険の有識者会議発、第三者承認機関どうやるか問題
など、さまざまな前提がひっくり返る段階にある保険業界で(だけじゃないけど)まさに働き方を変える(アップデート)する必要があるのではないかと思っております。
個人的に解決策を考えおりまして、それを今年中に発表できることを一つも目標にしています。
保険業界の働き方がよりよくなるために頑張っていきたい。
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