第88話|他のページのカスタムフィールド値を呼び出し、グラフやテーブルで使う手順

今週はザイマニ内の分析ツール「企業ヒカク」のアップデートに注力していました▼

例えば、任天堂とスクウェアエニックスHDの財務状況を比較した結果が以下の通り▼

データ出典 ザイマニ 企業ヒカク

このレーダーチャートを描画するための点数やテーブル内の"B"や"A"といった情報は各企業ページのカスタムフィールドに入力されており、企業ヒカクページからそれらを呼び出して活用しています。

例えば任天堂のページ(https://zaimani.com/financial-analysis-catalog/7974/)のカスタムフィールドには以下のような情報が格納されています▼

以下では上述した各アイテムページに入力されているカスタムフィールド情報を特定のページ(例:企業ヒカクページ)で呼び出し、グラフやテーブルとして表示するざっくりとした手順を共有します。

カタログ型のサイトを運営しており、特定のアイテムページの情報を取得して比較するツールを作りたい方におすすめです。

動作確認済みの環境情報と大まかな手順は以下の通り▼

動作確認済の環境情報
・WordPress: 6.5.4
・SWELL: 2.10.0
・PHP: 8.1.27

使用プラグイン
・Advanced Custom Fields: 6.3.1
・PHP Everywhere: 3.0.0
・Shortcoder: 6.3.2

手順概要
❶カスタムフィールド呼び出しphp作成
 ・新規phpファイル追加
 ・カスタムフィールド作成、対象ページ特定、カスタムフィールド値更新
 ・カスタムフィールド値をHTMLへ埋込
❷PHP Everywhereブロックで❶を読み込み

手順❷については❶で作成したphpファイルを読み込むだけなので簡単です。

企業ヒカク編集画面|手順❶で作成したcomparison_keyword_search.phpを
PHP Everywhereブロックで読み込む

よって、以下では手順❶の流れを解説します。具体的なコードも一部紹介します。では早速▼

手順❶-1 新規phpファイル追加

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