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読了本から資産サイトへの転用を探る❶自分の意見で生きていこう

あまりにも率直な告白となりますが、資産サイト構築論、もはや戦略編においても戦術編においても各論は語りきってしまいました。

過去のnoteを体系的にまとめ直して投稿することも考えましたが、それはあまりにも芸がない(これは書籍に譲ります)。そこで、資産サイトに関する理解を深めてもらうべく、以下のシリーズを始めることにしました。

読了本から資産サイトへの転用を探る
・毎回なおころ読了本から一冊をピックアップ
・なおころにとって参考になったポイントを紹介
・資産サイトへ転用できそうなアイデアを紹介

各書籍の書評をするわけではなく、あくまで資産サイトへの転用を前提としたシリーズとなります。その目的は、資産サイトに関する切り口を読了本から拝借し、より多角的な視点で資産サイトを分析することでその本質を理解して頂くこと。つまり、資産サイト構築論における各論の具体例やアイデアを多様な形で紹介していくシリーズと捉えて頂いて間違いありません。

幸いにも、本を読む→参考になるポイントをEvernoteにまとめる、といった本の読み方を2015年から初めて早7年。すでに800冊以上の読書メモがあるので話題には事欠きません。

まずは2022年読了本から特に参考になった書籍をピックアップ。その後、徐々に過去の名著に焦点を当てていく予定です。

というわけでシリーズ第一回。取り上げる読了本は『自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』です。対戦よろしくお願いします。

資産サイトの定義や特徴、構築概念について正しく理解したい方は拙著『時間を味方につける資産サイト構築論【戦略編】ユーザー指向型Web制作の王道フレームワーク』をご一読ください。


『自分の意見で生きていこう』参考ポイント

本書で最も感銘を受けたのは、普段ぼくたちが何気なく使っている「意見」と「反応」これら2つの用語の区分でした。

簡単に解説すると、意見とは自分のポジションが明確な発言であり、反応とは自分のポジションが不明確な発言(感嘆詞はもちろん、他者の意見の部分的な否定や質問など)です。

その上で著者は「反応」しかできない人が蔓延する社会を「1億総"反応"時代」と表現し、本書で「意見」を持つことの重要性を説いています。

意見を持つことの価値については本書に譲るとして、ここで注目したいのは1億総"反応"時代が生まれた背景です。著者は「SNSのいいね機能など、至極簡単な反応機能が発達したこと」がひとつの要因であると主張されていました。読者のみなさまはなぜ他者の意見に対して反応ばかりする人が増えているのだと思いますか?なおころは著者の意見に似ていますが、以下のように考えました。

反応すること自体が社会的に評価される仕組みが発達したこと

身近な例で言えばテレビやYouTubeでしょう。各企業が開発・提供する「商品やサービス」とは、消費者の生活をより豊かにするためには?という正解の無い問題に対する各社の「意見」を凝縮・具現化したものに他なりません。

コメンテーターやYouTuber(〇〇してみた等)は、各社の商品に対して如何に上手く"反応"するかを競う職業だとも言えるでしょう。そのような職業が長時間の動画視聴という生活様式を通してあらゆる年代に浸透した結果、1億総"反応"時代の誕生につながったのではないか?と考えます。


『自分の意見で生きていこう』資産サイトへの転用

上記で確認した「意見を持つより反応する方がとてつもなく得意」といった日本人の特性を前提に、WEBサイトの運営について考えます。

アクセス数を重視するなら読み手が「反応」しやすいコンテンツを制作するのが得策といえるでしょう。たとえ刹那的でも自転車操業でも一定のPVは期待できます。なおころはやりませんが。

一方で、資産サイトのようにメンテナンスコストを逓減しつつも持続的にユーザーが集まり続けることを重視する場合、誰かが「意見」を考える手助けになる情報を発信してみるのが良いでしょう。

例えば「この情報がわかれば自分の意見が固まる」と考えるのはどんな人なのか?そしてそれはどんな情報なのか?を考えると具体的なサイトテーマやコンテンツも浮かんできます。ぜひ自由に考えてみてください。


まとめ

読了本から資産サイトへの転用を探るシリーズ、第一回でした。

1億総"反応"時代の現代、誰かの意見形成をサポートするサイトを作ってみてはいかがでしょうか?対戦ありがとうございました。

それではみなさま、ナイスな週末を。また次の週末にお会いしましょう🐈


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最後まで読んでいただきありがとうございます😊