#092 グレートコンジャンクションと風の時代

2020年12月22日、占星学界隈で騒がれている土星と木星の合、グレートコンジャンクションがあります。

かなーり緊密なコンジャンクションで、かつ、過去240年にも渡ってグレコンが起きていた【土の星座】から、【風の星座】へ移行するということで話題になっています。

グレコン土の星座時代の社会の価値観は、血縁や地域性といった「地縁」をベースに組み立てられていましたが、これからやってくるグレコン風の星座時代の価値観は「わたし」がベースになります。

この「わたし主体」の感性というのは、古くはルネッサンス時代ごろから人類意識のなかに意識されはじめ、人文主義・自由競争・資本主義・科学的発展……と様々な文化を花開かせてきましたが、それらはいわば、「グレコン土の星座時代」の内部での「風の実験場」のようなもので、実は限定的なものでした。

主役である土の星座的価値観が許可する範囲での「わたし主体」だったので、それらは商業的成功や、身体的美意識、「既存の社会の内部での自由を保証するもの（お金や身分など）」の偏重といった傾向を持っていました。

さてしかし、集合意識的な価値の置きどころ、その主役そのものが、いよいよ交代するわけです。

それは「わたし主体」の「わたし」の正体がついに解き明かされていくという流れでもあると思います。

（ヌーソロジーをご存じの方なら、「あなたのあなた」という素敵な言葉を思い出すかもしれません）

楽しみな流れではあるのですが、旧来の価値観が壊れゆき、新しい価値観に足場を見つけるまでの間、いろいろな齟齬や不安定な時期が訪れるということもあると思うので、今年の年末年始は、視野を広げた自己の見直しが必要かな、と感じています。

Crossing 岡崎直子

《無料ハイライト》

《フルバージョン内容》
5:37 木星と土星のコンジャンクションとは
8:08 ダイナミックとフォルム
12:31 約240年のグレコン《土》星座期とその解除
16:02 前回のグレコン《風》星座期
20:42 木星的活動の土星的枠組みへの回収
22:42 水瓶座0度と番外編の物語
30:37 水を運ぶ器
35:41 魂・意識
39:50 風の時代の注意点
43:20 自分という広大な領域
48:32 あふれる情報の波に注意する
50:13 本来の魂は自然界と釣り合っている
53:57 観測されたものは次元が下がる法則

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