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[WS TIPS]DIYワークショップに参加したキッカケって?

「今日参加したキッカケは何ですか?」
これまでのワークショップのほとんどで、この質問を投げかけてきた。

週末の大切な時間を使って、どんな人が、どんな思いを持ってきてくれたのか、参加者ひとりひとりの具体的な参加動機を、ワークショップのはじめに、知ることができるからだ。

これまでの9年間、私たちが作ってきたワークショップに参加してきてくださった方の人数は、数千人に上ることになる。これまでお聞きすることができたワークショップへの参加動機は、大きく分けて、3つの要素があったと思う。

1.  学び
 DIY技術と知識
2. コミュニティ 助け合う仲間
3. 時間 ものづくりの楽しい時間

それぞれについて詳しく見ていきたいと思う。
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1.  学び DIY技術と知識

参加動機として最も多く挙げられるのが、DIY技術を学ぶことや、リノベーションについての知識を得ること。実際に、DIYでリノベーションしたい家があったり、作りたい家具があったりと、具体的な目標を持って参加される方も多い。

「技術の習得」といってもDIY経験値は実に様々で、大工道具なんて小学校以来という方もいれば、すでに豊富なDIY経験があってさらに技術を磨きたいと参加される方もいる。

参考記事:[WS TIPS] ワークショップの安全と効率を産むために。道具の安全講習について。


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2. コミュニティ 助け合う仲間

もう一つが、コミュニティだ。一度自分でDIYをしたことがある人なら「一人よりも仲間とやった方が楽しい」と感じる人も多いはず。ワークショップに参加することで、ワークショップが終わった後も継続して、情報を共有したり、時には助け合える仲間を作りたいと、参加される方も多い。

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3. 時間 ものづくりの楽しい時間

上記の様な具体的なニーズがあるわけではないが、SNSでワークショップを偶然発見したり、友人に誘われて、楽しそうだから!と参加される方も、もちろん多数おられる。はじめはDIYに興味があって参加したわけではなくても、その日の最後には「楽しかった。また機会を作ってやってみたい」と言ってもらえたら、主催者としては嬉しい。

「ワークショップが楽しい」ことは大切だ。だから、参加者みんなに楽しんでもらえる様にワークショップを考えることが、主催者の役割だと思う。

だけど、ただ楽しんでもらうことを目的に、ワークショップをするわけではない、ことも意識したい。何かを達成したくて、DIYワークショップを開催するのだ。主催者として、その場が、学びとつながりが生まれる時間になる様、考えつくす。思いの込もった場には、「楽しさ」は自ずとついてくるものだと、私は思う。

参加動機を計画のヒントに

DIYワークショップを計画する際には、「参加者は、どんな気持ちでこのワークショップに参加してくれるのか?」を想像を巡らせてみる。想像しづらい時は、これら3つを参考に。

1.  学び DIY技術と知識
2. コミュニティ 助け合う仲間
3. 時間 ものづくりの楽しい時間

参加動機には、より充実した計画をつくる上でのヒントが潜んでいる。

(おわり)
**この記事は、SNSでのシェア歓迎です。必要な人に届けることができたら幸甚です。無断転載はお断りします。







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