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#何が正解なのかわからない official

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2020年4月8日〜6月1日、緊急事態宣言下での飲食店店主たち34人の記録です。感染状況も、行政の指針も日々刻々と変化するなか、平均1.6日に1人、限りなくリアルタイムで掲載しま… もっと読む
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#焼鳥

「焼鳥今井」今井充史さん、4月18日の答。

―再開。もう1週間様子を見る― 下町の千駄木で10年、2016年に外苑前へ移転。10席のカウンターは3倍の大きさになって、たったひとりで焼いていた「焼鳥今井」今井充史さんは7人のスタッフを抱える親方になった。2018年には隣に「とんかつ七井戸」も開店。しかし4月、彼は「焼鳥今井」を10日間閉めた。14日から再開したものの、5日が経ってなお増え続ける感染者数と国の方針に揺れ動き、変わりゆく、その通過点での答とは。 スタッフ一人ひとりに合わせた言葉で4月4日土曜から13日月曜

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「鳥福」村山 茂さん、4月14日の答。

―潔く休む― 3年前に上梓した『昭和の店に惹かれる理由』(ミシマ社)。第5章にご登場いただいた焼鳥「鳥福」は昭和7年、屋台から創業し、今年で88年を迎える。戦後の昭和25年からは渋谷・のんべい横丁に店を構えた、横丁の最古参だ。2代目の茂さんから、現在は次男の直人さん、三男の潤さんの代ヘ。若い二人を支えるのは、長年兄の片腕となってきた、茂さんの妹・美知子さん。 家族で営む横丁の老舗は、要請をどう捉え、何を決めたのだろう?2代目店主の茂さんに伺った。 家業の一番いいところうち

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