見出し画像

ブレイクスルー。

おはようございます。
東京に戻っています。
昨日も名古屋で送別会をしていただきました。
焼肉の後にひつまぶし(笑)
食べすぎたー!

そして普段は朝ご飯を食べない私ですが名古屋といえばモーニング。
7時の開店と同時に入店し15分で完食、半の新幹線に乗れば出勤に間に合います。
ということで、お客様にオススメされたこちら↓

ぴよりんかわいい。
私の好きなひよこ!朝からテンション上がりました!
もう少しゆっくりしたかったですが10時半に足立区のお客様のご自宅訪問があります。
何も考えずに予定組むの次の仕事ではやめたいな(笑)

残りの1秒1秒が愛おしく感じます。





新人の頃、辞めたい辞めたいと思いながら低空飛行をずっと続けていた私ですが、ここで転換期について綴ろうかなと思います。



2年目の10月のことでした。

その頃、それなりに数字を追いかけながらも特に仕事のやりがいも感じられず毎日だらだらと時間が経つのを待っているだけでした。

生命保険は商品の特性上、誰に契約をいただいてもいいものですが、やはり担当企業の「職域」がうまくいかないと辛いものです。
上司にはとうとう退職させてほしいと伝えており、毎日のように「私はいつ辞めさせてもらえますか」と詰め寄っては濁されていました。

きっかけは入社当時から担当し、今では「私のお城!」とまで言ってしまえる商社さん。

(やっと皆さんの話が出てきますよ!笑)


そんな商社さんでも当時はまだまだ皆さんと馴染めず、ご契約も既契約の方の追加契約やご家族の紹介など、「完全新規」という自分の納得できる成果は挙げられていませんでした。

特に1年目はアンケートを笑って断られるだけで傷つき、泣いて家まで帰っていましたからね…


既契約者の方とは少しお話ができるようになっていて、最近お子さんが生まれた方などを教えてもらうことができました。

いつものようにチラシを配りながら教えてもらったお子さんが生まれた方に
「アンケートお願いできますか。」
と初めて話しかけました。


「今日はちょっと。ごめんなさい。」


「わかりました。ではまた来ます。」


お客様からしたらあしらい文句だったと思います。

しかし私は翌日もその方の席に行き

「すみません、昨日はだめだったので今日ならいいかと思ってきました。」

笑いながらも内心ビクビクです。

「あー、そうだなぁ、今日は…」

お客様は少し困っているように見えました。

(やっぱり、書いてもらえないかな。 )


その時向かいの既契約者の方が

「話だけ聞いてみたら。そこの学資保険、けっこういい商品なんだよ。」
と助け舟を出してくれました。

当時当社はそれなりに話題になるくらいの利回りで学資保険を販売していたのでその既契約者の方にもオススメしていたのです。


先輩が言うならと思ったのでしょう。

「わかりました。とりあえず話を聞くだけ」

「ありがとうございます!」

アポイントが取れただけなのにまるでご契約を頂いたかのような喜びようでした。


それからお客様には無事ご契約していただくことができました。

職域で、初めての新規のご契約でした。


利回りのいい商品は、当然評価成績は大きくありません。
それでも私にとっては
ここに、いたんだ。やっと見つけた。
私のことを必要としてくれる人がいたんだ!
と胸がいっぱいになりました。

それから、私の中で今までとは違ったモヤモヤとした気持ちが渦巻くようになりました。



しばらくして、11月25日。

11月は生命保険の月ということで、年4回あるキャンペーン月のうちの一回があります。

そして25日は締切日。

そんなとても忙しい日の午前中に私は上司に連れられ、教育部長との3者面談をすることになりました。

もちろん、辞めたい辞めたい言っている私を心配してのことです。

美味しいものでも食べられるのかと思っていたのに応接室に入ってそうではないとわかったときの気の落ちようは今でも笑い話で出ます(笑)




「どう?最近は。所長から元気ないと聞いていてね」

「はい…」

このとき確か部長は手相の話をしてくれた気がします。
手相は一生同じではなくて、その時々の気持ちも作用して変わるとかなんとか。
正直もう忘れました(部長ごめんなさい)
坊主ではなくツルツルの頭の部長だったのでお坊さんに諭されているようだと感じていました(失礼)



とりあえず、私を励ますようなことを言ってくれたんですね。

確かに私はその時期ずっと辞めたいと言っていましたし、ご契約をもらってからも、特段行動が変わったわけでもなかったです。

だから、今この瞬間の気持ちは、上司達は知らない。

私はずっと心に渦巻いていたことを伝えようと話し始めました。



「実は、この前職域で初めて白地の、うちにご契約がない方からお手続きいただいて」

「おお、すごいじゃないか」

「それで、私、初めて私を認めてもらえたと思って、せっかくいただいたその人の成果を、想いを、このまま捨ててしまうのはもったいないと思って」

この時点で私は涙を流していました。

「私、やっぱり辞めたくないんです。〇〇社さんのフォロー、したいんです。ご契約してくれた〇〇さんのために仕事したいです」

こう言ったら号泣してました。

今もそうですがこのときもよく泣いていたので安い涙です(笑)


今も打ち込んでて涙が……


部長と所長はうんうんと、話を聞いてくれて、それなら大丈夫だ。頑張ろうね。と言ってくれました。


それから私は文字通り毎日、その会社さんに訪問するようになりました。
翌月の12月は1日も欠かさず、22日、夕方になると
「〇〇生命です。お邪魔します!」
と顔を出し、後半には
「おかえりー♪」
とまで言われるように。
このとき、ラジオ体操のように誰かにスタンプ押してもらえばよかったなぁ(笑)

毎年最終日は納会をやるということも聞き、一升瓶を持って納会に参加(というか乗り込んだ)させていただき、
総務さんからも
「保険会社で初めてじゃないかな、納会に来てもらったの」
と喜んでもらえました。
この場で初めて当時の社長にも挨拶することができましたね〜。


これが私の転換期です。
私はこの仕事で一番学んだこととして
人は人を想うとこんなにも強くなれるんだ
ということを挙げていますが
この出来事はそのひとつです。

それから、このご契約者様は私の中で特別なお客様となり、この後もいろいろな場面で力をもらうことになります。

人の力はすごい。
まるちゃんの快進撃、はじまりはじまり。

もしサポートいただけたら生保業界事情のご質問にお答えしますのでご記載をお願いします。