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入社前の出来事。

今日も朝からお客様のご自宅訪問をしています。
一旦帰宅し、これからまた別件で外出します。

まだ入社後の話に入らなく申し訳無いのですが、外せない話が一つ。

無事内定をもらった私は入社前までの期間を大好きなバイトに費やして過ごしていました。
当時、4年以上続けていたのもありそれなりに常連さんがいたことや、お店も前年比を全店中1位をとっていたこと、また店長やその他のスタッフさんからも頼りにしてもらっていた自負があり、バイトといえど、仕事を誇りに思っていたんです。

しかし年末に当時お付き合いしていた彼と、友人2人の4人で集まったときのこと。
私の好きなラーメン屋さんに向かう車中で
私はバイトが楽しい、という話をしていました。

すると友人の1人が
「バイトは正社員と違って責任がないから」
と言うのです。
私以外の3人は、高卒や短大卒で既に働いている子達でした。
そしてその言葉に彼氏や他の友人も同調し始めました。
一気に「正社員は大変なんだ」「バイトはいいよな、気楽で」という話題に。
そんな話が1時間以上続いていた気がします。
車なので逃げ場がなく私は黙ってそれを聞いていました。

彼女達もきっと仕事が大変で、辛かったのかもしれません。
でもその時の私は23歳。
成人してはいますがまだまだ子供でした。

私は正社員とか、バイトとか、そんなのは関係なく、一人の人間として仕事をしているのに。
バイトだからここまでやればいいやなんて全く思っていないのにな。

悔しい気持ちで胸が締め付けられたままラーメン屋さんに到着し、列に並んでいてもその気持ちは収まることがなく、とうとう泣きだしてしまいました。
お付き合いしていた彼にもフォローされることなく友人側に立たれてしまったのがショックだったのもあります。

列から外れ、物陰で必死に涙を拭う私。
友人の女の子が
「ごめんね、皆でラーメン食べようよ」
と背中をさすってくれたので列に戻ろうとすると
友人の男の子が
「大丈夫?」と。
するとなんと女の子は
「大丈夫大丈夫、単純だから。楽勝楽勝。」

その子とは今関係は続いてないですね(笑)

ムッとしながらも列に戻りましたが涙は収まらず。
一人になりたいと結局彼氏の車に入り、ひたすら鼻をかんでいました(笑)

それでも涙や気持ちが落ち着くことはなく、
「ごめん、今日は帰らせてもらう。本当にごめんね」
自分のしていることがいかに幼いことであるか自覚しながらも止まらない涙にどうしようもなく、三人に声をかけ一人で帰り道もわからず歩き出しました。

しばらくして後を追ってくる彼氏。
ねぇ、なんで帰るの。どこに行くの。

無視して歩きます。

ねぇってば。

肩に触れた彼の手を振り払って

触らないで!!!

あなたに向こう側に立たれたら、私はどうしたらいいの!!!
あなたは私の味方じゃないの!
私がどんな気持ちで働いてるか、あなたは知ってるはずなのに!!!

と泣きながら怒鳴り、完全にヒステリックです(笑)


当時の私にはバイトが自分の居場所みたいに思っていたので自分を否定されたように感じていました。
またこのときお付き合いしていた彼は遠方に住んでいて車で片道2時間かかる距離にも関わらず私が落ち込んでいるときは平日でも夜バイト先に何も言わず来てくれたりと支えてくれていたので相当ショックだったのでしょう。
今思えば優しい彼の性格上、流されたんだなとわかりますが(笑)

過去にここまで怒ったことがなかったので彼はとても驚いており、すぐに機嫌が直らないと悟ったのか

ごめん。
でも送るから。

とだけ言い、私も結局彼に車で自宅まで送ってもらいました。

こんなことがあったんですね〜。
あー若い(笑)

そしてこの話を年明けの入社前の食事会で上司に話し、

正社員がどれだけ責任があって大変なのか、この身でしっかり確かめますので、ビシバシ指導よろしくお願いします!
もー今すぐにでも働きたい気分です!

と鼻息荒く宣言したのは今でも上司との思い出話に出ます(笑)

当時上司は
琴線に触れちゃったんだね〜
と戸惑いつつ頷いてました。
この時点で私がかなりの負けず嫌いだということはわかったでしょう。

そんなこんなでやる気十分、打倒正社員、社会に宣戦布告状態で入社を迎えたのでした。

まぁ、そんなものは大抵あとでへし折れますよね(笑)

つづく。


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