【Opera】東京二期会『魔弾の射手』
コンヴィチュニー演出について。これまでに観た『サロメ』や『エフゲニー・オネーギン』、『皇帝ティトの慈悲』といった作品で味わったような興奮を感じられなかった。例えば、隠者が客席にいて拍手や花束を贈るというメタ構造や、ヴィオラ奏者(サラ・オレイン)が舞台上に登場し悪魔ザミエルとして音楽を奏でるシーン、またラストで「オペラの舞台が終わったあと」の様子が繰り広げられるなど、彼らしい様々な手法が盛り込まれてはいたが、そのどれもが個人的には「ほとんど響かなかった」ことをどう捉えればよいの