見出し画像

27clubに入れなかった私たち

27club と聞いて、ピンとくる人とは仲良くなりたい。
私は音楽が、特に初期衝動とか破壊衝動の強めのバンドが好きなので、
↑上記に代表されるミュージシャンの儚くも濃ゆい人生を垣間見ると、人生を短く濃く全うできなかった側として、粛々と細く長く生きようといつも心に留める。

「初期衝動」を「初期衝動」のまま抱えて生きていくのはすこぶる難しい。
ずっと「誰か」の「なにか」に怒りや絶望、悲しみを抱えないといけないからだ。

初期衝動を「続ける意味」に置き換えて、いつも自分のそばに置いておくと
表現が磨かれていく。「誰か」でなくて「あの人」「この人」という仲間も見つかる。音楽も、生活も、何もかも。

27clubに入れなかったなあと思っていたら、さらに10年が過ぎた。
特出した才能も、世界を変えてやろうと意気込む大それた課題意識もないけれど、暮らしや仕事を通して私に役割を見出してくれた人達や社会には生きている限り貢献していきたいなと最近特に思うようになってきた。

私はカート・コバーンには一生なれないけれど(いまだに憧れてるし大好きなロックミュージシャンである)カートが悲しんだ世界を捉えなおして希望を見出しているよ。まだ燃え尽きるには早そうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?