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人間のアフォーダンス

モノには、ふるまいがあって、こうしてはどうか?という無言の提案を秘めている。

木なら削れそうだし組み立てられそうだし燃やすこともできそう、棉なら細くこよって糸に出来そうだし集めて布団をつくれそう。

モノが持って生まれている機能や役割など、自然に与えている意味を、アフォーダンスという。

人間の個性にもアフォーダンスがある。

身体的アフォーダンスは、背の高い人なら高い所に手が届きそうだし、筋肉の多い人は力仕事が得意そう。
見た目で分かる個性なら誰にでも分かる。

もっと内的な個性、精神的アフォーダンスというのもある。

持って生まれた美意識や、育つ過程で身についた価値観も、アフォーダンスとして機能する。

モノやヒトが持って生まれている個性は、自然界から与えられた恵み。

人の、眼には見えない良いところを視る目・気づく目を、人間がどれだけ養っていくかが、これから本当の意味で「人を生かす(活かす)」チカラになるのだと思う。

そのためには、実の本人が、自分の中にすでに持っている「個性という恵み」をどれだけ認識しているかが重要かもしれない。

未来をつくる想像力を育てよう。

自分に宿るたくさんの恵みに気が付こう。

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