何を見ているかは問題ではない。
20代後半にプータローになった。プータローは暇をもてあそぶことが仕事なので、がんばって毎日ヒマしていた。その時住んでいた大阪市西区には大きな図書館があって、そこで結構な時間を過ごしていた。途中、隣接した公園のベンチでぼーっとしたり、仙人みたいなおじいさんがやっているみたらし団子屋に行き、団子を食べ、緑茶をすすっていた。
当時、わりと好きだった仕事を辞めて、さあどうしたものかと思いながら、そんな感じでのんきに過ごしていたんだけど、図書館に入り浸っていたのは、のんきながらも何か