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丸くなれ!

私たち世代は共通の話題となる「金八先生」
数々の名言の中のひとつが「人という字は・・・」というくだり。

そのような、「学校の先生の訓話が忘れられない」
というお客さまとの会話です。

そのお客さまは、学生時代は“やんちゃ”だったそうですが、
先生が言った言葉は今でも忘れずにいる、と教えてくれた訓話は・・・

その先生は黒板にトゲトゲしたカタチを板書しながら、
「君たちは今いろんなところが尖っているんだけれども、
 大人になるにつれ、だんだんと尖っている部分が削れてきて・・・」
と言いながら、尖った部分を黒板消しで消しながら話し続けたそうです。

「こう削れてしまうと、小さな丸になってしまうんだよ。
 だから、」
と言って、もう一度トゲトゲしたカタチを板書して、
そのトゲトゲをすべてつなぐように大きな円でそのトゲトゲを囲みながら、
「このように尖った部分を包んでしまうくらいに大きな丸になれ!」
とおっしゃったそうです。

いろんな経験をして角が取れていくのではなく、
いろんな経験が付いて、角がわからないくらいの大きな丸になる。

大物が育つような訓話だなぁ~、と感じました。

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