見出し画像

寿命がはっきりしている楽器

ジャズでは“ベース”と呼ばれて活用されている楽器「コントラバス」。

時々、ミュージシャンがお持ちの楽器の作られてからの年数が話題になったりするのですが、「120年」とか「150年」とか、中には「200年」なんてベースを使用している方もいらっしゃいます。

そんなコントラバスは楽器の寿命がはっきりしているそうで、その寿命は「300年」。

そんな寿命がはっきりしているコントラバスは、もっともいい音が出る時期もよく知られていて、そのピークの時はなんと寿命が尽きるギリギリの時、なのだそうです。

私たちのお店に出演してくださるジャズベーシストの方のおひとりが、
たまたま楽器店にその寿命間際のベースがあって、お店の方に
「弾いてみますか?」
と言われて、弾いたことがある、という体験談をしてくださいました。

そして実際に一音弾いたら、あまりの素晴らしい音にお腹いっぱいになって、次の音を出す気持ちにもならなかったそうです。

そして、寿命が尽きた瞬間、コントラバスの音は急速に劣化していくそうです。

まるで線香花火のようですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?