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クニのうた

世界の国々の中には、“国歌”とは別に「第二の国歌」と呼ばれる、全国民に親しまれている歌を持つ国もあります。
たとえば、メキシコには「シエルトリンド」があります。
国外においてメキシコ人が集まるとこの歌を歌って同郷である事を確認することがよくあるそうで、サッカーのワールドカップなど、国際的なスポーツイベントの時には、メキシコチームを応援する曲としても歌われます。

実際、お店に出演くださるミュージシャンが、とあるイベントでこの曲を歌ったら、メキシコブースの方々がブースをほっぽり出してミュージシャンに合わせて大合唱をされたそうです。

日本だとどの曲が「第二の国歌」にあたるかはわかりませんが、“同郷人”であることがわかる“クニ”の歌を持つ県はあるようです。

たとえば、長野県人の方には県歌「信濃の国」は、長野県人ならだれでも歌える歌なのだそうです。
長野県出身のお客さまがおっしゃってたことに、
学校行事では「君が代」ではなく「信濃の国」が歌われるそうで、だからお客さまは「君が代」を歌えなかったのだそうです。

これと似た存在なのが、鹿児島県人ならだれでも歌える「ちゃわんむしのうた
これも鹿児島県出身者は老若男女問わず歌える歌で、鹿児島県を少し飛び出して宮崎県の南部の人も歌える人がいるとかいないとか

内容は、「お客に“茶碗ムシ”って言われたけど、「茶碗虫?」、茶碗に虫でもついていたのかしら?日に三度も茶碗は洗っているのに」といった内容で、鹿児島弁で歌われます。
この歌、別段、学校の音楽の時間とかで習うわけではないけれども、鹿児島県人はいつの間にか歌えるようになっているそうです。

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