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日本兵発見秘話

フリーランス写真家のお客さまとは、本当にいろんなおしゃべりを交わさせていただいておりまして。
その中には、本当に他愛もないおしゃべりもあったりするのですが、そこから思わぬお話を伺うこともあります。

ある日のこと、
私が小学校の頃に話題となった未確認動物「ツチノコ」を話題にしたことがあります。それこそ、小学校時代に夢中になった漫画の中にも「ツチノコ捕まえて一攫千金」なんてやり取りが散見するようなレベルで、ツチノコが話題となっていました。

そんな会話を続けていたら、ふと
「そういえば、僕は戦後発見されて帰国された旧日本兵の方に会って写真を撮ったこともあるんだけどね。
その方たちがどうやって発見されたか、知ってる?」
と尋ねられました。

「そういえば、そこは知らないですね」

と答えると、フリーランス写真家のお客さまが、一例として教えてくださったのが・・・

ヒマラヤ山脈に住むと言われる未確認動物「イエティ」を探索する日本チームが結成されて、エベレスト山麓に捜査に派遣されたことがあるのだそうです。
それも国立大学の医学部の教授を代表として、新聞社がスポンサーして結成されたチームを、です。

そのイエティを探し求めていた日本人チームのリーダーの元に地元の住人が
「日本軍の格好をした日本人がジャングルにいる」
と情報を提供してきたそうです。
あまりにも提供してくるので、探してみたら本当にいらした

「そんな風に見つかった方もいらっしゃるんだよ。」


第二次世界大戦の終結に伴う現地除隊の後も日本へ帰国せずに現地に残留した旧日本軍の将兵、いわゆる残留日本兵は、研究者によると、各国合計で約1万人にのぼったそうです。
残留のケースはさまざまとあるそうで、自主的に現地に留まった方も中にはいらっしゃるそうです。

もちろん、すべてのケースがフリーランス写真家のお客さまが教えてくださったケースのようであるというわけではないのでしょうが、実際のところ、『終戦を知らずにジャングルの奥地で身を潜めている』残留日本兵発見の情報が、旧日本軍が展開した地域で流れる事はままあるのだそうです。

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