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リスペクト、のなせる業

前回の“かふぇとぉく”で話題にしましたTV番組「美術のゲノム」は、経年変化で失われた制作当時の色を再現する、のと同時に、制作当時のように、飾ったり、手で持ったりすることを目的にデジタル復元をしている番組です

ガラスのショーケースの中に鎮座された“芸術・骨董品”としてではなく、屏風として使ったり、琵琶奏者の演奏とともに絵巻をまくったり、とデジタル復元品ならではの愉しみを番組では行っていました

私たちのカフェでも、時々話題に出るのが、海外の美術館の中の様子、です

手を伸ばせば触れることができるような陳列
美術館内では、模写をする人がいたり、美術品の近くにあるベンチに犬連れて腰かけてコーヒーを飲んでいたり、日本では考えられないような光景を目の当たりにします

お客さまでフランスの美術館で、スタッフに尋ねたことがある
という方がいらっしゃいました
「美術品に手を触れたりする人はいないのですか?」と

その答えは
「海外の方には時々いらっしゃいますね」

「私たちは芸術にリスペクトを払っておりますから」

ここまで堂々と言える
その心が本当にすごいです!


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