サブスリーまであと少し!が届かない人へ。「負け癖」を付けないためにできること。

サブスリー未達癖を付けない

為末大さんは、「負け癖を付けない」ということを重視します。

なぜならば、「負け癖」が付いてしまうと、

やっと勝利が手に入りそうだという瞬間、様々な迷いが生まれる。
いろんな考えが頭に浮かび、手に入れることが現実になりそうになればなるほど、緊張し、動きが自然でなくなる。

からです。

マラソンも同じだと思います。3時間という境界線に心理的な壁を築きつつあると感じる人は、「負け癖」を付けないために、これ以上サブスリー未達という「負け経験」自体を追加しない方が良いという可能性があります。

そんなに難しいことではなく、

ゴールしなければ良い

のです。

完走にこだわるな!?

市民ランナーの間では「フルマラソン完走信仰」が強いように感じます。一方で、たとえばプロの世界でもケニア・エチオピアの選手たちは、あまり展開が思わしくないレースは結構平気でDNF(レース途中のリタイア)する印象です。

これを参考(!?)に、最初からサブスリーを達成できるペースで走って、失速したら途中でリタイアするのです。記録は残りませんが、速いペースで走ったイメージが自分の中に残ります。あくまでサブスリーを目標にするならばという前提ですが、未達の完走記録は今後の心理的障壁になる可能性すらあります。速いイメージと悔しさだけを胸に、また明日から走り出せばいいと思います。

サブスリーが当たり前の環境に身を置こう

サブスリー目標だったとしたら、

サブスリーを自分にとっての当たり前にする

ということは大事だと思います。サブスリーよりももっと先を見て、「サブスリーは前提」「次のレースでサブスリーを達成することになっている」と心の底から思い込むのです。日本人は集団になると互いに足を引っ張り合うといういかんともしがたい傾向があり、がんばる人がやや冷ややかに見られるきらいがあります。ラン友さんとのコミュニケーションは楽しいですが、群れてはいけません。そのためには、自分よりもレベルが高いランナー、もしくは向上心の強いランナーと関わる割合を増やすことが大事だと思います。

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