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中毒者の異常な愛情

ある日、マクドナルドのソーセージマフィンが無性に食べたくなり近所のドライブスルー店に車を走らせた。
10:20頃に到着しメニューに目をやると、なんと既に昼メニューとなっているではないか。

スピーカーから流れる「ご注文は?」の声に「あの、朝マックは?」と質問すると「すみません、商品が無くなったので朝のメニューは終了しました」と謝られた。

なんということだ。まさか、マクドナルドで『ガチなラーメン店主の「スープが無くなり次第店閉めます」的なやつ』を体験する事になるとは…。

あ、別にマクドナルドと戦う気などは毛頭無い。
責める気もない。

ただ今後は『朝10:30までなら朝マック商品が手に入るもんねぇ~♪などと気を許し猫なで声で近付いたら突然喉元を食いちぎられる、という現実』を心に刻み、巨大資本に迎合し顔色を伺いこちらから『念のため10時までには入店するでありますっ!』を心掛け生きて行かねばならんのだなと身を引き締めたのだった。

なぜなら『ソーマ症(ソーセージマフィン中毒症の略)』はどれだけ『ソーセージマフィン抜き』を続けて規則正しい生活を繰り返していても突然必ずやってくる不治の病。
一生付き合っていかねばならない恐ろしくも狂おしい疾患なのだから。

それにしてもホットドッグ復活しないかな…


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