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オアシスを求め流離う #1

これは、とある超築古分譲マンションで「書斎に潤いを」と願った一介のソフトウェアエンジニアによる奮闘を綴った記録です。



はじまり

霜月らしく冷え込むとある日。

マンション住まいが暖を取るために使う器具は色々とありますが、ありがたいことに、我が家の書斎にはエアコンが設置されています。この手軽な文明の利器を在宅勤務の身でもあり怠惰な現代人でもある自分が使わない手はありません。しかし、その代償は高くつきました。

期待どおり高まる室温。それに反して枯渇する潤い。感じるほどに下がる湿度。次第に肌はピリつきカラカラに乾いていく喉と鼻。

その違和感を無視すべきでないと気づきながらも放置してしまう。個人的にこうして風邪の兆しは訪れます。

そして、鼻は決壊しました。

堰を切ったかのよう鼻水が止めどもなく溢れてきます。いくら鼻を擤もうとも、ティッシュペーパーを丸めて土嚢を積むように鼻の穴に押し込もうとも、その洪水は押し寄せてきます。次第に塵箱は全てを吸い込むブラックホールかの如く、役割を終えたティッシュペーパーを無限に飲み込んでいきます。もはや切りがありません。「…多分、風邪。」そう思うのです。

脳内再生される『多分、風。』に「いい曲。」と現実逃避。

この季節のこの無限地獄。体調を崩してやりたいこともできず、約束も果たせない。もううんざりです。そろそろここから抜け出すと決意し、オアシスを求め流離うことにしました。

湿度を保つには

書斎を快適な室温にしつつ湿度を保つアプローチを考えてみます。

  • 気温に抗うことなく暖房器具は使わず、衣服を着込んで暖を取る

  • 湿度が下がりづらい暖房器具に変え、それで暖を取る

  • 加湿器で湿度を保つ

暖を取る方法を工夫する選択肢もありますが、そもそも湿度が低い日もあることを考慮すると、加湿器で湿度を制御できる方が理想とする潤いのある書斎を手に入れられそうです。

加湿器に求めるもの🤔

加湿器を選ぶ上での観点として、次のような点が思い当たりました。

  • 加湿性能

  • 給水の手間

  • メンテナンスの手間

  • 衛生性

  • 安全性

  • スマートさ

  • 値頃感

  • 騒音

  • 消費電力

加湿性能はもとより、幼い娘の親として安全性と衛生性は欠かせない要素です。『スマートさ』とは、スマートフォン📱や他のスマート家電と連携できるかと言ったスマート家電としての性能面です。

これらを踏まえて、入手可能な加湿器を探していきます。

4つの加湿方式

加湿器は、その方式によって特徴があり、商品を絞り込む上で理解しておくと役に立ちます。

  • 超音波式

  • 蒸気式

  • 気化式

  • ハイブリッド式

それぞれの特徴を見ていきます。

超音波式

水を超音波振動で水滴💧に変えて噴霧して加湿します。

構造がシンプルで安価な反面、水道水🚰に含まれる成分によって室内が汚れたり、他の方式よりも粒子が粗いことから加湿に斑があります。また、清掃を怠ると繁殖した雑菌も噴霧しかねず、衛生面での配慮が要ります。

蒸気式

水を沸かして蒸気で加湿します。

熱い蒸気を使うため、他の方式と比べると取り扱いには安全面での配慮が要ります。また、水を沸かす際の電力消費が多く、騒音も大きい一面もあります。

気化式

水を含ませたフィルターに風を当て気化させ、蒸発した水分で加湿します。

原理は単純ですが、超音波式や蒸気式と比べて、構造がやや複雑で、給水タンク以外にフィルターも合わせて清掃が必要なので、メンテナンスの手間が掛かります。

ハイブリッド式

前述の方式を組み合わせて加湿します。

出会い

加湿器などスマート家電以外にもスマートロックなども含めたIoT製品を探し始めて、とあるブランドに辿り着きました。それが『SwitchBot』です。

そのブランドが現在公式サイトで販売しているのがこの製品です。

加湿方式は、超音波式。値頃でかつスマート。スマートフォン📱から操作できるだけでなく、スマート温湿計と組み合わせて『湿度50%未満なら加湿器をオンにする』といった自動化がこれなら実現できます。

早速購入🛍️と買い物かご🛒に入れようとするも…

SeitchBot スマート加湿器 | SwitchBot公式サイト

在庫切れ😇ただ、幸いにもAmazon公式オンラインストアで購入できました💸

が、お届け予定が1ヶ月以上先…何だ、この違和感は。でも、何だかわからないので「きっと注文が殺到して生産が追いつかないんだ」と言い聞かせて気にしないことにしました。

突然

それから数日後、𝕏でこのポストを目にしました。

ピンと来ませんでした。ただの黒い箱にしか見えません。でも、そこに寄せられるリプライを見るうちにザワザワしてきました。

「か、加湿器なのか⁈ もう注文しちゃったよ…」

その翌日、SwitchBotのLINE公式チャンネルからこんなメッセージが届きました。

清潔に加湿
スマートにうるおう
12月7日(火)13:00に先行販売開始!

パワフル加湿
抗菌・防カビ
給水&お手入れ簡単

SwitchBot 気化式加湿器
画像を押すとMakuake販売ページへ

『SwitchBotのLINE公式チャンネル』より

何⁈ 気化式加湿器をクラウドファンディングで先行販売だと‼︎

早速プロジェクトページを覗くと、そこにはプロモーション動画🎥が。

…気がつけば、応援購入していました💸もちろん注文していた従来品はキャンセルしました😎

次回に続く

今回はここまで。購入した加湿器が手元に届くのは、どうやら2月以降のようです💦今この瞬間にこそ欲しているのに、到着のタイミングとしてはイマイチですね😇

次回は、実際の使い心地をレビューしたいと思います。お楽しみに。

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