「サードアイと目覚め」
僕はいつも自分の行動や思考を客観的に観てみる、ということを書いていますが、自分の行動を観ている時の身体の感覚を調べてみると、眉間にある第三の目と呼ばれる場所が活性化していることが分かります。
これはヨガの世界でいうところの第六チャクラに相当する部分なのですが、ここが温かい感覚があります。
高次の事柄に意識が向き始める時、必ずと言って良いほど、このサードアイが活性化します.
このサードアイをオープンするのには、色々なやり方があるのですが、背筋をまっすぐにして呼吸しているだけでも、どうやら第一チャクラにねむっているエネルギーが上昇し、サードアイに届きます。
ですから背筋を曲げないで生活するということは大切です(これは精神世界のことだけに関わらず)
後、無理やりオープンにしなくても、ここが活性化する時期がくれば適切なタイミングでそのひとにとって最適な方法が見出されます。
サードアイが活性化してくると、思考や感情に気づくことができるようになります。
そして、それを眺めることができるようになります。
「気づき」の状態に慣れてくると、思考が現れた瞬間、おしゃべりが消えてゆきます。
サードアイを意識するには、自分の後頭部に、もうひとりの自分がいるイメージをしてください。
思考している自分を、もうひとりの自分が、観ているのです。
後頭部に目があるとイメージしてください。
これは、自分の行動を観察するのにも役立ちます。後頭部の視線から、話したり、食べたり、色々な作業をしている自分を眺めるのです。
気づきの視点(ハイヤーセルフ=真我)から自分(ローアーセルフ=自我)があれこれ考えたり、行動しているのを見ることで、人生から深刻さが減ります。
僕たちの身体には日々色々な事が起こってきます。これはどんな目覚めた聖者たちでも変わりません。
病気や事故のような様々なアクシデントから、人間関係の諸々……。
それに巻き込まれてしまう前に、より高次の視点から眺めてみてください。
問題は勝手にやってきたのと同じようにいずれ過ぎ去っていきます。それを観ていてください。
どんな状況も固定されたままずっと動かないということはありません。いずれ変化が起こります。そのタイミングが来たら身体が勝手に解決するでしょう。
常に気づきの状態でいると、生きるのがほんとうに楽になります。
ただ、この気づきの状態がある程度確立されると、嬉しいことや楽しいことが起こってきても、「あれ?今までのように何だか気分が上がらないな」と思うことが起きてきます。
ですが、それは仕方のないことであり、あなたが目覚め始めている証拠です。
「目覚め」や「悟り」というのは、起きてくる出来事に一喜一憂しなくなることです。常に平穏でいることです。
そして、なんでもないことに喜びを見つけられます。
楽しいことにしがみつかなくなれば、苦しみが起きてきてもそれに影響されなくなります。
喜怒哀楽のドラマを卒業してゆくということです。
ほんとうの自分である真我というのは、ドラマを観ている存在です。
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