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これからのこの世界で私がやりたいこと──「すべての人の存在意義が最大化された社会」を目指して #2|鮎澤直希

POOLOの卒業制作ということで、4部作に渡ってお届けしています。テーマは、#これからのこの世界で私がやりたいこと。

前回の#1は「理想の社会」と「社会に対する問題意識」を書いてみました。

ちょっと壮大だったと思うので、今回はミッションと題して、この社会で「自分は」何がしたい、何をすべきなのか、というHOW的な話をしていきたいと思います。

#2 ミッション

ビジョンと社会への問題意識に、自分にできること(性格、得意分野、経験、スキルなど)を踏まえて、自分の「ミッション(果たすべき使命)」を定義してみたので、その内容と背景についても記しておきます。

※1:ミッションはビジョンとは異なり、仮説でしかないです。今の自分がやりたいこと、できることでしかないから、自分や社会が変われば、自ずと変わる可能性が高いです。

※2:ビジョンとミッションの関係については諸説あります。前者は「状態」、後者は「使命」を指し、企業の場合、ミッション→○年後のビジョンと考えることも多いみたいです。

Mission

異なる価値観を持った人が共創し合えるような、
仕組みを創り続ける

自分にとって共創とは、【互いの異なる価値観を認め合い、この世の中をより良くしていくという共通のビジョンを持った上で、互いの違いや良さを生かしあい、価値を最大限に発揮すること】です。

これまた相当理想が高いですが、今の自分が会社やコミュニティなどの小さな単位でもできることだなと思っています。


#2-1 異なる価値観を持った人が共創し合える

自分のミッションにおける1つめのポイントは、
「異なる価値観を持った人が共創し合える」
ということ。

この点にこだわりを持つようになった原体験を3つほど。

まずは高校時代のケンブリッジ大学への語学研修です。
※めちゃくちゃ暗いですが、右から二番目がわたし。

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見ての通りまだちょっと暗さが残る感じですが、違うバックグラウンドを持つケンブリッジの学生たちが、親身になって異文化コミュニケーションを教えてくれたこの経験は、自分が持っていた価値観を壊し視野を広げてくれる経験でした。

そして大学ではじめての海外渡航はスリランカ
※遠いですが奥から二番目がわたし

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アイセックのプロジェクトの一環として渡航したインド洋の真珠。初の途上国、暑いしジメジメするし腹も壊しましたが、それでも行って良かったと思えるほど、素晴らしい人たちと出会えました。今度はシギリヤの方まで観光したい(笑)。

そして次に、大学時代のガーナ渡航です。
※1本目のトップにも挿入した、一番好きな写真。右から三番目ぐらいの黒い服がわたし。

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この写真が象徴するように、まさにカオス。いろんなバックグラウンドを持った人々が入り混じり、この世界をよくしていこうと願う人々が集う場所(このシェアハウスはより特殊ですが)。

2回行って、最初はサバイバル的な感じで大変だったし、もちろん日本にはない問題が多くある国でしたが、逆に日本にない価値を持っている国でもあるんです。
この時にはもうすっかりガーナの一員になれた気分でした(笑)。

こうやって「異なる価値観を持った人が共創し合える」ことができたら、この世の中から無駄な衝突がなくなるんじゃないか。
そうやって一人一人が連鎖的に変わっていけば、世界はもっと良い方向に動くんじゃないか。

そんなことを本気で思えるようになりました。


#2-2 仕組みを創り続ける

自分のミッションにおける2つめのポイントは、
「仕組みを創り続ける」
ということです。

自分は自分の手で一時一時の刹那的な価値を創造するよりも、新たな共創が何回も生まれる仕組みを作って長期的に価値のあることをしたいんです。多分そっちの方が得意ということが大きいです。
※もちろん前者ができる人はすごく尊敬しますし、経験則的にも前者ができる人とのコンビの方が、自分はうまくワークする気がしています。

アイセックでの活動の時に、立ち上げたいと言ってアイデアや構想を共有してくれたメンバーと共にスリランカに行き、ガーナに行き、翌年は事業責任者として人の上に立ち、そうしたプロジェクトによる渡航者数を25人まで拡大させることができた経験。
※写真は自分が事業責任者をしていたときの委員会のメンバーたち。

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創業2年ほどの新規事業、FastGrowにジョインし、有名企業とのコラボイベントの企画から運営まで任されつつ、創業者の脳みそに依存していたその企画・オペレーションノウハウを蓄積し、仕組み化し、新たなインターンを育成して引き継げる組織作りに挑んだ経験。

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などなど、つまり、
創造は苦手だけど、創造性を再現することは得意
なのかなとか思っています(笑)。

ワンキャリア創業者・北野唯我さんの著書「天才を殺す凡人」でいうところの「秀才」タイプですかね。(微妙に「エリートスーパーマン」もしくは「最強の実行者」の要素になれたらいいなと思っていますが、「病める天才」「共感の神」には絶対なれません(笑))

最初は小さい規模から、最終的には地球社会規模で、このミッションを体現していくことが、自分のビジョン実現に最も近づける方法なのでは、というのが今の自分の仮説です。


#2-3 POOLO

少しミクロな単位で、自分の理想とすべき世界観が落とし込まれた世界があります。それが、POOLOです。

このコミュニティのメンバーは、この地球には本当に魅力的な世界が溢れていることを知る人たち、それを分かち合うことの素晴らしさと難しさを共有できる場所です。

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POOLOというコミュニティの中で発生している価値の交換や、他者貢献の連鎖って、あるべき社会像を少しだけ見せてくれているような気がしているんです。

TABIPPOという政府が税金(入会費)を集めて人々にインフラを提供し、その社会にいる人たちは特に金銭的なトレードもなく、お互いの価値を交換しあって、それで自分を高めてまた誰かに貢献し、幸福度を高める。そんな循環が発生している状況って、理想的だなと思っています。

それはあくまで地球規模の話ではなく、コミュニティ内の一部で刹那的に起こっていること(個人的な所感で20〜30人規模×2〜3ヶ月程度)でしかないというのは、唯一にして最大の課題だと思いますが。。

#2-4 次回予告

#3ではこうしたビジョン 、問題意識、ミッションをもとに、アプローチする課題の対象を具体的に絞り込んでいきたいと思います。

個人的には、「幸福な社会、理想の社会」って何か?21世紀の地球社会の課題とは何か?などについてめちゃくちゃ語りたいのですが、現実を直視し、行動に移していくことが重要だと思うので。

ではまた。続きは#3で。

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