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山之村線、鬼のデマンド運行を実装してみた

岐阜県飛騨市神岡町の中心部からバスでおよそ1時間、
神岡町山之村という地域があります。

にほんの里100選にも選ばれる、魅力あふれる地域です。
http://www.sato100.com/?page_id=170

そんな山之村には1日4便(片道2便)のバスが運行されており、
その一部区間ではデマンド運行というルールが適用されています。

そもそも、デマンド(demand)とは?

利用者の要求に応じてサービスを提供すること
出展:https://imikaisetu.goldencelebration168.com/archives/2125

バス路線(山之村線)におけるデマンド運行とは?

路線図の対象区間は、デマンド運行といって利用者が
いるときだけ立ち寄る区間になります。乗車する際は事前に
濃飛バス神岡営業所(0578-82-1161)へお電話ください。
降車のときは運転手さんに知らせてください
出展:https://www.city.hida.gifu.jp/soshiki/3/962.html

なるほど。
デマンド運行の対象区間から乗車する場合は、事前の電話連絡が必要ということですね。「バスは待ってれば来る」と思ている都会人からすると、バスの常識を覆すようなルールです。
デマンド運行のルールを知らず、バスに乗れない人がいないか心配になった私はバス利用者が時刻検索に使うであろう、各種乗換案内アプリで山之村線を検索をしてみました。

5種類ほどのアプリを調べてみましたが、山之村線に関する情報が掲載されているのは、JORUDANさんのみでした。その、JORUDANさんでも「デマンド区間あり」という記載のみで、デマンドとは何か?どこに連絡すればいいのか?は記載されていませんでした。

JORUDANアプリ
iPhone:https://www.jorudan.co.jp/iphone/norikae/
Android:https://www.jorudan.co.jp/android/norikae/

「デマンド区間あり」という記載だけでは、初めてデマンド運行の対象区間からバスに乗降する人は、事前の電話連絡を忘れてしまう危険性があります。
(注:そもそもデマンド運行の対象区間に、初めて乗る人がいるのかという質問は受け付けておりません。あくまで趣味です、笑)

ということで、さっそく自作アプリにデマンド運行を実装しました。

【街から、デマンド運行対象区間に移動する場合】

「飛騨市民病院」から「打保橋」(デマンド運行の対象区間)までの検索をします。

すると、運転手さんに伝える内容が表示されます。


【デマンド運行対象区間から、街に出る場合】

「和佐府」(デマンド運行の対象区間)から「神岡振興事務所」までの検索をします。

すると、電話番号と連絡する内容が表示されます。

これで、初めての方でも何をすればいいか迷うことはありません!

この機能はAndroidアプリ用に開発しました。
新型コロナの影響でアプリの審査が遅れているようですが、
検証・審査を実施し、近日中にGoogle Playにリリースしたいと思います!

以上、飛騨市でバスに乗ったことがない、なおきがお送りしました!!

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