【有料級】GASでダミーデータを一瞬で作成する方法
「顧客データをセグメント分けするためのサンプルが欲しいな」
「データから顧客分析したいけど我が社全然データないよね」
「サンプルデータを活用してデモンストレーションしたいな」
本記事ではこのような方を対象に、GAS(Google App Script)を使ってダミーデータを一瞬で作成する方法をご紹介します。
■本記事で分かること
GASを使ってダミーデータを一瞬で作成する方法
■本記事の信頼性
私は、本業でChatGPTなどのAIツールを活用して効率化を実現し、ほぼ毎日定時で帰宅。家族との充実した時間を確保している「なおき」といいます。
AIと全く無縁の体育系で文系出身(数学Ⅱで終わりました)の私でもできる時短術をわかりやすく説明できるよう、Xなどを活用して情報発信しています。
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これからも皆様のお役に立てる記事を配信していくのでよろしくお願いします!
では、いつものようにこの記事を読んでくださった方々が1分でも早く帰れることを願い、今回はGASを使ってダミーデータを一瞬で作成する方法をご紹介します!
1.GAS(Google App Script)の設定
まずは、ご自身のGoogleドライブからダミーデータを作成するためのスプレッドシートを開いてください。
開いた後はGASの設定をステップごとに行います。
ステップ1:Apps Scriptを開く
スプレッドシートデータのメニューバーから
「拡張機能」→「Apps Script」を選択します。
ステップ2:コードの入力
Apps Scriptが開いたら、デフォルトで入力されている部分のコードを削除してください。
同じところに以下のコードをコピペします。
function generateCustomerData() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
sheet.appendRow(["顧客ID", "名前", "年齢", "年収", "購入頻度", "最後の購入日"]);
for (let i = 1; i <= 100; i++) { // 顧客データの生成とスプレッドシートへの書き込み
const age = Math.floor(Math.random() * 50) + 18; // 18歳から67歳の間でランダム
const income = Math.floor(Math.random() * 90000) + 10000; // 10,000から100,000の間でランダム
const frequency = Math.floor(Math.random() * 20) + 1; // 1から20回の間でランダム
const lastPurchase = new Date(new Date().setDate(new Date().getDate() - Math.floor(Math.random() * 365)));
sheet.appendRow([`CUST${i}`, `顧客${i}`, age, income, frequency, lastPurchase]);
}
}
このスクリプトは、Googleスプレッドシートに100人分の顧客データをランダムで作成するものです。
生成されるデータは以下のように区分されます。
A列: 顧客ID
B列: 名前
C列: 年齢(18歳から67歳の間)
D列: 年収(10,000から100,000の間)
E列: 購入頻度(年間)(1から20の間)
F列: 最後の購入日(過去1年間の間)
ちなみに、200人のデータを作成したい場合は以下の部分をこのように操作してください👇
for (let i = 1; i <= 200; i++) {
各項目を操作したい方は以下の部分を操作してください👇
const age = Math.floor(Math.random() * 50) + 18; // 18歳から67歳の間でランダム
const income = Math.floor(Math.random() * 90000) + 10000; // 10,000から100,000の間でランダム
const frequency = Math.floor(Math.random() * 20) + 1; // 1から20回の間でランダム
const lastPurchase = new Date(new Date().setDate(new Date().getDate() - Math.floor(Math.random() * 365)));
sheet.appendRow([`CUST${i}`, `顧客${i}`, age, income, frequency, lastPurchase]);
}
実際にコピペしたコードは以下のようになります。
修正後は必ず保存マーク💾を押してください。
2.GAS(Google App Script)の実行
それでは実際に実行してみましょう!
スクリプトの左上にある「▷実行」の部分をクリックして関数generateCustomerDataを実行します。
実行すると権限の承認を求められるので、以下の画像の赤枠部分をクリックしていってください。
ここまでできたら実行完了です。
では、Googleスプレッドシートを見てみましょう!
無事、サンプルとなるダミーデータが作成されました!
以上で作業は終了です。
お疲れ様でした!
3.まとめ
今回は、「GASを使ってダミーデータを一瞬で作成する方法」をテーマに紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
1.GAS(Google App Script)の設定とカスタマイズ
2.権限の承認
たったこれだけでサンプルとなるダミーデータが作成できてしまいます。
実際の業務では以下のような使い方が想定できるのではないでしょうか?
1.新しいマーケティングキャンペーンのテスト
新しいキャンペーン戦略を考案した際、実際の顧客データに基づいて効果をテストする前にシミュレーションを行いたい場合、今回の仮データを使うことで異なる顧客セグメントに対するキャンペーンの反応を予測し、最適なアプローチをテストできます。
2.データに基づく意思決定のヒントを得たいとき
実際の顧客データが限られている小規模な企業やスタートアップでは、十分なデータがない場合に、意思決定の基盤としてサンプルデータをの活用が役立ちます。
顧客データのサンプルを分析することで、製品開発、価格設定、市場展開戦略などを最適化するヒントを得ることができるのではないでしょうか?
3.各種ツールのデモやトレーニング
新しいソフトウェアやツールを導入する際に、実際の顧客データを使用する前のトレーニングやデモンストレーションに仮データが必要です。
このスクリプトを使うことで、安全にシステムの機能をテストし、チームメンバーに具体的な操作方法を教えることができます。
このような、実際の業務だけでなくともデータを活用した各種ツールやGASなどの練習のために個人的に使用するのもアリですね。
実際、私は練習する際にこれ使ってます(笑)
是非、今回紹介した方法を使って皆さんの業務効率化に役立ててください!
今回紹介した内容で皆さんの業務が少しでも効率化できれば、スキ、SNSでの紹介をしていただけると大変励みになりますので、何卒よろしくお願いします!
このほか、AI×時短術の知識をX(旧Twitter)で紹介していますので、是非フォローしてください!
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