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競馬予想ツールを作って気づいた事

競馬歴約15年ですが、今まで年間収支プラスどころか、毎年平均マイナス20万以上でした。

仕事がらプログラムを作れるので、去年からVBAで競馬予想ツールを作成して、競馬の予想要素を全て数値化しランクづけし、上位5頭の馬だけを賭け続けることにより、今年初めて年間収支プラスになりました。
※これはこの前の2023/9/2(土)当てた最高記録

このツールを作って気付いた今までの間違った競馬予想の考え方を書きたいと思います。

今までの予想スタイルと考え方
①基本的に重賞のみ予想する
②過去の10年の同レースから傾向を見る
→主に重賞ですが、勝ち馬の枠番や血統、また去年の覇者だったら適性があるので加点要素にするetc...
③中山はコース適正重視
→中山巧者という言葉があるくらい中山は特別で過剰に評価する
④基本的に内が有利
⑤重馬場になったら何がくるかわからなくなるので賭け金を減らす
⑥オッズで評価しないようにする
→勝ったらいくらになると考えながら予想すると邪念が生まれるのでオッズは見ないように意識
⑦偏った予想
→上がりタイムが良かったら本命、種牡馬がコース適正にあってたら本命、斤量が軽かったら本命など一要素だけで決めてしまう
⑧レースによって賭け方を変える、固いレースは賭け金額を積む
⑨休み明けは予想対象の除外にする
⑩過去馬券的中させた馬を賭ける
→思い入れがある馬は負けてもいいからという気持ちで買っていました。

ツールを作成してみて、色々試行錯誤しながら気づいた事ですが上記の事がほぼ全て間違っていたことに気がつきました。一つ一つ感想を書きます。

予想をツール化して気付いた事
①基本的に重賞のみ予想する
→「大きいレース」でかけるのではなく、「荒れそうなレース」だけに限定して買う
荒れそうなレースを判断するのは難しいですが、簡単な方法として、1番人気が3倍以下のレースは1番人気の勝率は約40%(自分調べ)ですが、3倍以上のレースだと1番人気が勝つ確率は約20% (自分調べ)と大きく異なるので荒れる確率が高いです。このようなレースは積極的に買うべきだと思います。
私のツールではオッズはポイントに含めないようにしていて、オッズでは1番人気だが、総合ポイントが低い場合は、1番人気が別の理由(単に有名の馬や、実績は無いが過大評価されているなど)で人気となっている可能性があり、「荒れそうなレース」として、買いとしています。

②過去の10年の同レースから傾向を見る
→昔のレースは出走馬の種牡馬や、出走頭数、その時の馬場の状況、騎手の勝率など全然違うのであまり参考にならないと思います。予想ツールで過去データを蓄積してその傾向を反映させてましたが、参考にするレースが多ければ多いほど、傾向が平準化されてしまい、的中率が悪化してしまいました。
見るべきは直近の同距離同コースの7〜20レースぐらいで良いと思います。

③中山はコース適正重視
→コース適正の算出方法として、右回り/左回り成績と近走5レースの同コースの勝率、複勝率から馬のレベル(近走5走のレースレベルと着順)を乗算し、ポイントを決めます。そのポイントをコース毎の重み付け%で計算しています。
重みづけ%を出すために過去100レースの結果からコース適正がある馬がどれだけ勝ったかで、重みづけを変えます。
私調べではコース適正が影響するTOP5は下記です。(2023年9月時点、近走100レースのみ)
1位函館
2位札幌
3位京都
4位阪神
5位東京

中山はブービーの9位でした。
以前は中山の勝ちの実績が複数あったら中山巧者だ!と喜んで買ってましたが思い返すとほぼ外れてました。マツリダゴッホ、ナカヤマフェスタ、ジャンダルムなど印象に多い馬が多いですが、稀なパターンという事なんですかね。

④基本的に内が有利
→単純に走る距離にロスがないから内が有利と思っていましたが、コース毎に全然違いましたので、コースの枠番の傾向は見るべきポイントです。

⑤重馬場になったら何がくるかわからなくなるので賭け金を減らす
→道悪になるだけで1番人気3倍以上の「荒れそうなレース」に該当する場合がおおいです。大きく儲ける時は重馬場が多いので積極的に買うようにしています。

⑥オッズで評価しないようにする
→これはその通りだと思います。1番人気という先入観でなんとなくいいと思ってしまいますが、冷静に色々な要素を総合的に判断する事が大事です。

⑦偏った予想
→過去の的中した経験から、一要素のみで本命にしてしまうことが多々ありましたが、当たったとしても偶然でしかありません。競馬は一要素だけで当たるほど甘くなく、総合的に評価する事でより勝ちに近づけられます。
ただ、競馬は奥が深く、調教や、馬体重、馬体、芝の状態などデータでは見れない部分でもたくさんの予想要素が存在しています。
私の予想ツールでは、あくまで新聞上だけで見れる下記の要素を数値化して合計値をランキングにしています。
距離適正、コース適正、馬場、斤量、騎手、実績、上がりタイム&着差、枠番、血統、脚質
ただこれを一頭一頭普通に予想しようと思うと無理だと思うので、この中でも的中に最も影響するのが下記です。
 ①実績
 ②距離適正
 ③騎手
 ④上がりタイム/着差
 ⑤枠番


⑧レースによって賭け方を変える、固いレースは賭け金額を積む
→たくさんマイナスをして気づきましたが、配当見込みが低いレースは賭けるべきではありません。
例えばオッズ3倍以下の1番人気に1000円かけるとして、40%の確率であたるとします。
10レース賭けたとして4回当たるので、その4回で10000円を回収しないといけませんが、中には1.5倍オッズなどもあるので、うまくいってもトントンでほぼマイナスになります。
また60%の確率で外れると考えると賭け金を増やさないとプラスは見込めず、見返りも少ないのでハイリスクローリターンです。

なので、ツール上で1番人気を本命とした場合はそのレースは買わないことにして、1番人気以外を本命とした場合のみを買っています。
1番良い賭け方はズバリ馬単です。穴本命の1着固定は三連複よりも倍率がつくケースが多数です。
賭け金も4通りの400円だけにする事で、ローリスク、ハイリターンとなります。

もちろん的中率は悪いですが、20回外れて1回当たれば回収ができるとおもいます。

⑨休み明けは予想対象の除外にする
→大きくは間違っていないですし、もちろんマイナス評価の対象です。ただマイナスにした上で総合値が高い場合は除外にしてしまうのは勿体無いですね。

⑩過去馬券的中させた馬を賭ける
→好きな馬を応援するのは競馬の醍醐味でもあるのでこれもいいと思いますが、ツール化した事で無感情に予想できているのも収支プラスの要因かと思います。

こんな感じで気付いたことを載せていこうと思います。

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