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愛しき街 Sheffield

イングランドの北部に、Sheffield (シェフィールド)という街があります。

おそらく知らない人が多いでしょう。

そもそも、日本人が知っているイングランドの街なんてせいぜい

ロンドンとマンチェスターくらい。

マンチェスターは完全にサッカーのおかげですね...


そんな Sheffield に私は、7ヶ月暮らしていた。


私とSheffield

私とSheffieldの出会いは、高校2年生まで遡る。

当時、私は大学選びに奔走していた。

その時から、英国に一年交換留学という野心を募らせていた。

だから、気になる学部--->留学制度は、大学選びで欠かせなかった。

その中で、英国の協定校としてよく目にしていたのが

「シェフィールド大学」だった。

実際、英国留学フェアにも行って、当時来日して出展していた「シェフィールド大学」のスタッフとも2.3回話したことがある。(高校2年・大学1・2年と3回もこのフェアに通っていた...笑)

ただ、シェフィールド大。

中々、レベルが高い大学で、IELTS overall 6.5がないと、基本的にどこの学部も受け入れてくれない。

だから、英語基礎能力が低い私にとって、憧れの存在だった。

そんな、4年間憧れ恋い焦がれていた街が 英国-シェフィールド だった。


Sheffield とは...?

Sheffield は、イングランド北部のヨークシャーに属する街だ。(正確には South Yorkshire)

だから、大学の紋章にも白薔薇(ヨーク家の家紋)が入っている。

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「Sheffield って何があるの?」と死ぬほど聞かれてきた。

・Sheffield United - イングランド名物サッカー。昨年プレミアリーグにカムバックを果たし、復活勢にも関わらずリーグ上位をキープしているらしく、異色を放っているらしい。

私も個人的にシェフィールドに来て、陰ながら応援し始めている。

ただ、結局このコロナの影響で試合を見れなかったのが心残りだ。

**・Peak District National Park **- 英国初の国立公園。イングランド人は知らない人がいないのでは、ないか?というほど、国内では有名な公園。

日本では湖水地方が有名だが、それと同じようなポジションの公園として捉えて間違いはないと思う。

私、個人は本当にこの公園がお気に入りのお気に入りだ。

ここを、フィールドワークでも何度も連れてかれて、何度も何度も歩いた。

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・産業革命 - 産業革命発祥の地: マンチェスターとも地理的に近いこともあり、産業革命で大きく発展した街。

鉄鋼やカトラリー、刃物でシェフィールドは栄える。

産業は衰退してしまったが、医療用の刃物やカトラリーでのブランドは残っているらしい。

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ざっくりいうと、こんなもん。

観光地というよりは、本当に住みよい街。って感じ。


Sheffield愛

ここからは、私のSheffieldへの愛をひたすら語っていきたい。

まず、なんと言っても
ヨークシャーの人は、温かい人が多いらしい。とにかく優しくて気さく。公園でフィールドワークをしていると、犬を連れたおじいちゃんに話しかけられることは、定番。

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そして、

Greenest Cityって言われるくらい、公園だらけ。

日本みたいな、小さい砂利まみれの公園じゃない。

規模も桁違いだし、芝生と木がモシャモシャ生えている。

寒かったから、あんまりできなかってけど、

ボーッと日が落ちるのをみたり、散歩したり。

緑の力は、想像している以上に、偉大だ。

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シェフィールドいえば、なんと言っても

いくつもの丘で構成されている街だから、至る所坂。

私の寮から大学までたった7分なのに、7階分くらいの坂を毎日登っていた。

坂は、嫌いだけど、丘のある街は、素敵だ。

丘の上は景色が最高だし、夕日が見れる。

見晴らしい場所が街の至る所にあるのが最大の魅力だ。

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最後に、トラム。

路面電車・トラムが好きすぎる私は、

高い運賃を払って、何かと用事をつけて、何度も乗った。

"チンチン"と街の中に響く発車音。

"ゴロゴロ、ゴロゴロ"といいながら走るトラムが懐かしい。

スムーズにチケットが買えたときの、なんとも言えない、あの嬉しさ。

全てが愛おしい。

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大学の授業はかなりハードだったから、あまり街の外に出れなかった。

だから、シェフィールドを色々と知ることができた。

授業の関係で、色々な場所に連れて行ってもらえた。

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すごく素敵なまちだ。

行きそびれた場所もたくさんある。

もう一度行きたい場所もたくさんある。

一番素敵な春・夏の景色が見れなかったのが、心残りだ。

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だから、そんな心残りを含め、

シェフィールドは愛おしい。


この街で、色々な物を見て、学んで、成長した。

だから、

私にとって特別な街なのだ。

必ず、戻ってくる。

私の4年越しの夢を、途中で終わらせたコロナに負けずに、

一回りも、二回りも成長した姿になって、

また、シェフィールドに戻ってくる。

それが、今のモチベーションだ。

正直、留学への未練はたらたらだ。

シェフィールドと、しっかり別れることができなかった未練でたらたらだ。

だから、前に進みたい。

いつか、また、シェフィールドに行ける日が来ることを、切望している。


nao

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