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人生を変えた3つの考え【前編】(僕のストーリー)

前回の投稿の続きです。


転職支援会社で
出した僕の希望職種は
「営業職」。


根っからの技術系、
職人タイプの人間だったため

「営業!?」と妻には驚かれました。


担当者との面談では、
「営業マンとして成長できる環境に身を置きたい」
と伝えました。


何社か面接をした後、
出来るだけ、
社会人として成長できそうな会社を選びました。


そして、
インターネット広告代理店業の営業職として、
都内のベンチャー企業に就職したのです。


その会社はまさに
『自分が望んだ通り』の環境でした。


男子社員は皆
スポーツマンでエネルギーに満ち溢れる、
まさに営業会社でした。


僕は29歳にして、
まったくの社会人経験ゼロからのスタート。


当時の同僚は皆年下。
20代半ばでグループ会社の代表をしている
年下の先輩が2名いました。


そんな中、社会人経験ゼロの僕は、
結果が出なくて、

上司から毎日のように指導を受け
心身ともにボロボロになって帰っていました。


睡眠時間3時間〜4時間、
週6日の出社、という日々が2年続きました。


往復の電車の中は、もちろん睡眠することしか
頭にありません。


毎週のように、
乗り換えの駅で電車を乗り過ごしました。


終電のため、引き返すことも出来ず、
駅で呆然と立ち尽くすことが毎週のイベントでした。
タクシーなどは使う余裕がありません。


当時の月収は手取りで19万円。
2人の子供を養わなければいけません。


漫画喫茶に泊まれるのはいい方で、
基本的には3時間歩いて帰宅します(徹夜)。


本当に疲れていた時は、乗り過ごした駅の
公園で野宿をしました。


日曜日になると休むことにしか
気が回らず、子どもたちを公園に連れ出しては、
自分は眠気を抑えられずベンチで寝ていました。


ついには、週3で会社に泊まり込むようになり、
家族との距離も遠くなります。


ここまで来ると、
冷静に物事を考えることが出来ません。


そんな状況なら、新しい職場を探したほうがいい、
と思われるかもしれませんが、
その時はとにかく「理性」を失っていて、
言われるがままに働いていたのです。


疲労とストレスがピークになり、
お金が無いのに、毎日菓子パンばかり買って食べていました。


身体も太りはじめ、スーツのズボンが入らなくなり、
仕方なく、着たくもない安物のペラペラのスーツを2着買って
毎日着ていました。


セルフイメージは、最悪。
鏡をまともに見ることがなくなり、
営業先で振り絞るように話すこと以外は、
他の人とも一切コミュニケーションが取れなくなります。


そんな中、
僕が自分自身を変えざる負えない、
出来事が起こります。


あろうことか、
ストレスを大切な家族にぶつけるようになったのです。


わがままを言う息子を怒鳴り散らす。
妻にイライラが止まらずに、文句を言う。


本当に、自分が自分じゃないような感覚でした。


講師だった頃
「子供たちの自尊心を高めて、立派な人を増やしたい」

そう願って仕事をしていたことが、
ウソのように、家族や子供に八つ当たりをしていたのです。


「オレは我慢しているんだ、
 なんでお前達は我慢出来ないんだ」

本当に最低ですが、
こんな怒りを毎日抱えてました。


それでも、息子は
「パパ、お仕事がんばってね」という言葉を
僕にかけてくれる時がありました。


「自分は何をやっているんだろう・・・」
「いつまで、自分に厳しくしているんだ」
「こんなことを続けて誰が幸せになるんだ」

この時になって、ようやく間違いに気づくのです。


それから半年ほど経って、会社に退職を申し出ました。


はじめは転職をするつもりはありませんでした。なぜなら「また同じような状況になる」という考えが頭から離れなかったからです。


もう一度、自営業として開業しよう!それしか、自由を手に入れる方法はない!


そう決意しました・・・が、先立つもの(資金)が全くなく、起業や集客などのスキルや知識も全くありません。結局は断念。


その頃にメンターとしていた方のご縁で繋がった、業界No.1のセミナー主催会社にアルバイトとして働くことになりました。そしてその後、取締役と社長から有り難いことに、「正社員として働かないか」と話をいただいたのです。


「起業したい」という気持ちは消えませんでしたが、取締役や社長の熱意や人柄に感銘し、僕は業界No.1のセミナー主催会社で働くことを決意します。


ここから、僕は人生を変える、「3つの大きな学び」を得ます。


その一つ目は「マーケティング」です。
これは業界No1のセミナー主催会社の社長との出会いがきっかけでした。それまでの、営業手法とは全く違った方法で、お客さんが勝手に集まってくれ、そして相手から「欲しい」と言って買ってもらえる、という世界があることを知り、衝撃でした。

毎日、100〜200本の電話をかけて、何とかアポを取っていましたが、マーケティングを学ぶと1通のメールで10〜50名が「興味があります」と言って集まってくれる。そしてその人々に、プレゼンをするだけで、その内の数%が必ず購入うをしてくれる・・・

これは魔法のような仕組みだ!!と身体が震えました。

日本で最も優れたマーケティングの講座を開講している会社でもあり、創業社長から直接学ばせてもらえる機会に恵まれました。


2つ目は「ストーリーの力」です。
これは、ご夫婦で会社経営をしている2名の起業メンターとの出会いがきっかけでした。

世界中を旅しながらも、経済的にも時間的にもとても自由な生活をしている、ご夫婦の様子をみて、はじめは「なんだか怪しいな・・・」と思いましたが、
とにかく自分の人生を変える方法をさがしていたので、

彼らのYouTubeやFacebook投稿をフォローするようになったのです、
そして、ついには、「セミナー」に申し込むことにしました。

申込後に送られてくるメール内の動画を見る度に、これまで得たことがない学びと希望をもらいました。
最も重要なこととして、「考え方」と「行動」次第で人生は、いかようにも変えることができる、ということを学びました。

次第にご夫婦の高額講座に興味を持ち、なんとか費用を捻出して購入。
半年間のプログラムで起業して成功する方法や、影響力の高め方、人生の処世術、ビジネス全般の処世術をすべて学びました。人生にとって大きなインパクトでした。

高額講座では、セミナービジネスにおけるセールスから集客、スピーチ、企画まで事細かに教えてくれました。おかげで、入社して半年ほどで営業マンとしての売上は『部内で1番』に。通常は新規集客は別の部門が担当しますが、僕の場合は自ら集客したお客さまからの売上でした。

しかし、その講座で学んだ最も大切なことは、「ストーリーの重要性」です。僕は、自分自身の、過去のストーリーや、未来をどう生きたいのか?というストーリー、を共有することで人の心を動かすことができる、ということを学んだのです。

ストーリーこそが人を感動させ、自分自身のファンを増やす最良の方法であり、ブランディングの土台なのだと知ることが出来ました。

その体験が、今僕がお伝えしている「ストーリーブランディング」の原形となります。


さて、少し長くなりましたので、

大きな学びの「3つ目」については次回お伝えしますね。

それではまた!


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