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異分野に転職したマーケターが現在進行形で学んでいること3つ


*この投稿は広報マーケティング アドベントカレンダー 2018の12月13日分です

こんにちは。GPUから量子コンピュータまで、どんなプラットフォームでもソフトウェアの高速化が得意なソフトウェア開発会社の株式会社フィックスターズでマーケティングを担当している神保です。

今年10月に転職して今の会社に入社しました。フィックスターズは創業社長が率いる日本の会社です。私はこれまでアメリカ本社の外資系で日本を中心にアジアを担当していて、半導体や計測器分野など製造業系向けのマーケティングを担当していました。
同じB2B、同じお客様先と共通部分はいろいろあるのですが、会社や製品分野が異なると結構な違いがあって日々勉強していますので、そのことについてお伝えしたいと思います。


1.自分の会社のことを知ること

広報といえば、自分の会社のことならなんでも知っていたいし、相手の聞きたい文脈に合わせてお話しできるようになりたいですよね。

私もそうです。なので、私が最初にやったことは社内外にある全ての情報に触れること、そして、経営陣を含む全部門の人と1on1して現在の各部門のビジネス状況や課題、それに向けた施策、マーケティングに期待したいことをヒアリングしました。まずは各ステークスホルダーの人柄、仕事のされ方、課題、マーケティングへの期待値を理解した上で、整理して上司と課題と優先度の共有をしました。

平行して、ウェブなどにでている会社のビジョン、ミッション、戦略、社名やロゴに込められた意味など、会社としてどんなことを実現したいのかを理解しました。社長が社員に出しているブログやメッセージは残っている期間分(10年以上分)全部読みました。創業者の想いや会社の歴史を自分事として理解した上でメッセージを伝えると、なぜこの会社がこの事業・製品に取り組んでいるのかを理解していただきやすいなと感じています。

いまの会社はエンジニアが多く、積極的に学びあいながら楽しく仕事を進めている文化です。こういった楽しい文化は、プレスリリースといった硬いものではなく、SNSやブログで発信できているので、このアクティビティは継続したいなと思い、積極的に発信しています。


2.新しい分野のメディアの勉強をすること

転職してから製品系のリリースを2本出す機会がありましたが、こちらはさっぱりダメです。

いままではPRエージェンシーさんにサポートしてもらい、リリース校正や配信、記者の方へのフォロー、場合によっては記者会見の段取りと実施などさまざまな面で助けてもらっていました。今の会社では今まで社内の方が兼務でリリース配信をされていたので、メディアさんとのコミュニケーションはほぼありません。分野別のメディアリストもありません。そんな状況のままでとりあえず出したリリースは、まぁ想像通りほとんど取り上げられることがありませんでした。

エージェンシーさんにお願いすることも一瞬考えましたが、ここは自分でがんばろうと思い、IT/ソフトウェア系、またエンドアプリケーション毎のメディアの方との接点を持つため、媒体研究や過去記事の読み込みをして、取り上げていただけそうな記者の方のリスト化から初めています。ただ、これはものすごく時間がかかっていて、引っ越しの時に雑誌を片付けていたらついつい面白くて読み込んでしまって全然片付かないのと同じ状況になってしまい、なかなか進まなくて困っています(苦笑)

また、いろいろな広報PR系の勉強会があるので積極的に参加しています。ご存知の方は、あの人また来ているなー、って思われていると思いますが、温かく見守ってください。


3.とにかく手を動かすこと

やりたいこと、やってほしいと期待されていること、やらなければいけないこと、重いやつから軽いやつまでリストするのも大変なくらい多くの仕事があります。

会社としてやるべきことの優先度をつけて、合意を取って、後はフル回転で実行です。しかし、新しい業務プロセスに不慣れなので、なかなか思う速度で物事が進められません。プレスリリースの承認フローもいままでと異なり、外部とのジョイントリリースの最終承認までだいぶ多くの方の手間を増やしてしまいました。でもやってみないと分からないので、とにかく聞きまくってやっています。

それ以外にも新しく学んでいることはGitlabを使った業務の管理システムです。SlackやIMだけでなく、さまざまな作業依頼がチケット制で管理・記録されています。人事などのバックエンドの方々も普通にコードが書けちゃうエンジニア会社ならではです。2か月たって、ようやくGitlabを使った各種業務プロセスに慣れてきたところです。

そんな中でも、社内に発信できる機会などはなるべく活用して、社内コミュニケーションを取ろうとしています。昨日のお昼休みも翌日の社内のアドベントに穴が空きそうだったので、飛び込みで手を挙げて1時間1本勝負で書きました。実際は2時間弱かかり見積の甘さが午後の仕事に響いてしまいましたけど、いままで挨拶しかしていなかった方から、読みましたよ、と声をかけてもらえたので、やってよかったなと思います。


こんな感じでいろいろ新しいことやチャレンジは多いですが、新しい環境に移っても変わらないことがあります。
始めてお会いする記者やお客様に、自分の会社や製品・サービスを愛して情熱をもって伝えれば、相手に伝わるっていうことです。やっぱりマーケティングって楽しいな、と改めて思っています。

マーケティング・広報という軸でお付き合いある方々にもいろいろと教えてもらい、助けていただいています。こちらからも積極的に情報を出すことでお返ししていきたいので、これを機会にSNSなどで繋がってもらえると嬉しいです。

神保

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