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無機化学#1 アルカリ金属

アルカリ金属

Li、Na、K、Rb、Cs、Fr(リッチな母さんルビーをせしめてフランスへ)

単体

  • 1族(=水素$${\mathrm{H}}$$+アルカリ金属)

  • 融点(M.P.)が低い
    $${e^-}$$ が1個なので金属結合が弱い

  • 密度が小さい(軽金属)

    • 結晶が面心立方格子(中がスカスカ)

    • イオン化列で、アルミニウムAlより手前

    • 融解塩を電気分解する(融解塩電解によって生成)

  • 強い還元剤

    • イオン化列の前の方なので、強い還元剤としてはたらく

    • 空気中の水や酸素と反応してしまう

    • 石油中で保存する

  • 炎色反応を示す

    • リチウム$${\mathrm{Li}}$$:赤、ナトリウム$${\mathrm{Na}}$$:黄、カリウム$${\mathrm{K}}$$:紫
      (リアカー無きK紫)

NaOH(水酸化ナトリウム)

  • 強塩基(SB)

  • 潮解性をもつ(空気中の水分を吸収)

    • 質量を正確に測定しにくい

  • NaCl aq(塩化ナトリウム水溶液)の電気分解で生成
    陽極:炭素$${\mathrm{C}}$$
    陰極:鉄$${\mathrm{Fe}}$$
    水溶液:陽イオン交換膜で分ける。陽極側に$${\mathrm{NaCl aq}}$$、陰極側に $${\mathrm{H_2O}}$$(通常、電子を通しやすいように NaOH を少量溶かす)

Na₂CO₃(炭酸ナトリウム)

  • 結晶は風解性をもつ(水和物を失う)
    $${\mathrm{Na_2CO_3・10H_2O\Longrightarrow Na_2CO_3・H_2O}}$$

  • 二段滴定に使用(理論化学:酸塩基中和反応>中和滴定)

  • 工業的にはアンモニアソーダ法で生成(無機:工業的製法>アンモニアソーダ法)
    (NaCl と CaCO3 から)



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