学生短歌バトル2017(龍谷大学)

角川学生短歌バトルに出場を決意するも、予選敗退。正直言って悔しいです。これに私の、龍谷大学文芸部詩歌有志としての活動はおしまいです。ありがとうございました。
詩歌有志って最初は、僕が俳句やりたい為だけに作ったんですよ。なのに、僕が俳句をお休みして短歌を始めたりして。なのに後輩たちは付いてきてくれて。なんだかんだで僕が作って僕が振り回して、というしっちゃかめっちゃかな集団にしてしまいました。みんな、今までありがとう。
来年は、後輩がリベンジします。
僕はその瞬間をOBとして見守ります。
メンバー:森本直樹、道下結衣、本一一、石畳摩耶

あきらかに文庫本には見合わないサイズの付箋をコンビニで買う(森本)
飼葉食み真白の糸を溶かし出づ乾かで萎る地に曳く羽よ(本一)
後悔に付け回された心すら繭は包んで目覚めれば朝(石畳)
のんびりと銀杏並木を歩きゆく本に膨らむ鞄をさげて(森本)
挫折なき純白の腹ぶよぶよと地を這う虫はかいことうのか(本一)
枠のなかルール・ロールに包まれてメタモルフォーゼ飼い殺される(本一)
干し魚の逆光受けるを薄眼にて畳のくぼみはやさしとぞ思ふ(道下)
小説の最後の方で貼っている付箋の色が変わる夕暮れ(森本)
カーテンの埃が散って幾星霜汝の背に泣く我は幾つか(道下)
我が父が赤みがかった微笑みで瑞露を注ぐ始まれ二十歳(石畳)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?