叫びたい
40代も半ばになったからなのか、冷めたオッサンになってしまったせいなのか、はしゃいでスッキリ発散って感じが過去のものになってしまった感がある。
時間と若さだけが余るほどあったあの頃には、きっともう戻れない。
自分にとって、若さと無邪気さと無鉄砲さが一番溢れていたのは、学生の頃にYMCAという団体でキャンプに行っていた頃だった。
キャンプと言っても、小学生や障害のある方を対象とした屋外活動といったところだ。
メンバーと呼ばれる参加者を、リーダーと呼ばれる僕たち引率ボランティアが導いたりまとめたりしながら、みんなが同等にキャンパーとして、非日常での学びを深め、何か得て日常に戻る。
そこでは、それまでに感じたことのない高揚感の中、それまでに発揮したことのない力を発揮できていた気がする。
そのYMCAキャンプの締めとしてよくやっていたのが、「チクサクコール」と呼ばれる掛け声だった。
一般的なところの“手締め”みたいなものだが、その呪文のような掛け声も相俟って、高揚感絶頂のキャンパーのテンションは最高潮に達するのだ。
やり方はというと…
↓まあ、これです。
Yコールも懐かしい…
若かりしあの頃、キャンプの後の打ち上げで酔っ払って、駅のロータリーの真ん中の丸い生垣に入り込んで超全力のチクサクコールをしたあの夜の高揚感が、時折急に蘇る。
もう、あの頃のように全力でただただ叫ぶことなんてできないかもしれない。
それでも、無性に叫びたくなる時がある。
ただひたすらの高揚感を味わいたくなる時がある。
なあ、あの頃の仲間たち。
チクサクコールをするためだけに集まらないか?
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