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愛を受け取ることを自分に許可しよう。受け取れなかった自分をゆるそう。

こんにちは、なおこです。ご覧いただきありがとうございます。

いきなりですが、あなたは愛を受け取っていますか?! 

普段あまり考えないようなことかもしれませんね。そもそも愛を受け取るということ自体、何を言っているの?と思うかもしれません。私も1年ちょっと前までは、ほとんど意識をしたことがありませんでした。


■ 私は愛されている存在

愛について、よくあるスピリチュアル的な感じで言えば、「生きていることそれ自体が愛で、だからあなたは愛されているんだよ、素晴らしいことだよ、感謝しましょう」という感じが多いかな、と思います。

私も、生きていること自体が愛で、私たちは愛されていて素晴らしい存在だということは本質的なことだと思っています。

でも、そう言われて「そうだよね、生きてるだけですごいことだよね、感謝しないと!」と無理やり笑顔をつくったり、心の奥では感謝できない状態なのに半強制的に感謝しないと…となるのは、ちょっと違うかなと思うのです。

なぜ違うと思うのかと言うと、私自身がそうやって生きてきたからです。感謝することを半強制的にやろうとすると、自分の中で反発が起こり、かえって「私は感謝もできない人間なんだ…」と自己否定につながることもあります。

よくあるスピリチュアル的な考えに起きやすい、ポジティブ思考の罠かなと思っています。

■ 愛はアファーメーションで感じられる?

「やっぱり愛が大事だよね」と感じたとしても、その感情は忘れてしまうことが多いのではないかと思います。または、壮大なことすぎてピンと来なかったりするかもしれません。

人はネガティブな情報に囚われやすいので、愛の感情はいつの間にか不安や恐れ、焦りなどに飲みこまれてしまうのです。

愛を感じるのに、アファーメーション(肯定的な自己暗示)で「私は愛されている」などと毎日言って思い込ませるという手段もあります。

でも私は、アファーメーションをして「これ本当に意味あるのかな?」と思えてきては止め、不安な状況になるとまた始めて…という繰り返しをしていました。

根底に「私は愛されない」という想いががっちり存在していたとしたら、「私は愛されている」と表面的に言い続けても、自分の内側が混乱するだけで受け付けられないのです。

まずは自分の深いところにある、「私は幸せになっちゃいけない」とか「迷惑な存在だ」「○○しないと愛されないんだ」みたいな小さい頃に植え付けてしまった感情や固定観念があることに気づいてはずしていくことが大切です。


■ 私が愛を受け取っていなかったと気づいた出来事

私が「今まで愛を受け取ろうとしていなかったんだ」ということに気づいたのは、ギャマノンというギャンブル依存症の家族が参加する自助グループに行っていたときのことです。

その日は雨が降っていたのですが、会場についてから傘を壊してしまいました。そしたら車で来ていた方が、「使っていないビニール傘があるから使って!あげるから!」と言ってくれました。

そのとき私はすぐに、「いや、大丈夫です」と言っていました。ありがたいことだとわかっているのですが、申し訳ないという想いが強かったです。でも、そこにほかの仲間もきて「せっかく言ってくれてるんだから、雨降ってるんだし使ったらいいじゃん」と言ってくれて、私はハッとしました。

「あれ、私なんでちょっとした人の厚意を素直に受け取れないんだろう…。うれしい、ありがとう!でいいじゃん。私は今までこうやってずっと、受け取っていいはずのものを自分で受け取らずに生きてきたんじゃないか…」と気づいたんです。

それで、「じゃあ、ありがたく使わせていただきます」と言って、笑顔で傘を受け取りました。ほかの人にとっては1分くらいの何気ないことでしたが、私にとってはとても大きな出来事になりました。

■ 両親との関係から

私の親は、プレゼントをあげても喜んでくれないし、喜んだとしてもそっけないんです。洋服をあげても着ないし、バッグも使わないし、ごはんやお菓子を作っても美味しいとも言ってくれないので、考えたりつくる時間が虚しくなって、プレゼントをしたくなくなりました。

だから最近はプレゼントはやめて、外食したときに「今日は払うよ」という感じにしています。

そういう親のもとで生きてきたから、同じことを知らず知らずのうちにそれが正しいやり方だと思い込んで生きてきたんですね。私が親のそういうところを嫌だなと思っていたということは、その質が自分にもあって鏡で見させられていたということです。

■ 愛を受け取ることを自分で自分にゆるしていく

自分に「私は愛されない存在なんだ」というような思い込みがあることすら気づいていない人も多いと思います。運が悪いとか、なんか自分は幸せになれないな、と思ってる人はたぶん深いところにそういう自己否定があると思います。

そういうときは、無理やりポジティブに持っていこうとすると、先ほども言ったように自分の中で反発が起こってしまうので、かえって虚しくなったり良くない方向に進みやすいです。

まずは、自分が愛を受け取ることをゆるして、自分の中に反発が起こらないようにしていきましょう。私はゆるされている存在だったんだと自分にお知らせするような感じが良いと思います。

以下のポイントを参考にしてみてくださいね。

・愛を受け取って来なかった過去の自分もOKだとゆるす
・愛を受け取るか受け取らないかの選択肢を自分に与える
・どの選択をしてもOK!自分をまるごと肯定する


■ かんたんワーク

感情が湧き出てくることがあるので、周りに人がいないリラックスできる部屋でやりましょう。湧き出てきたらさらに呼吸に意識を向けて落ち着かせます。もしつらくなったらやめましょう。

基本的に①だけでOKです。①だけなら慣れてきたらどこでもできます。

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① ゆっくりと呼吸をして、両手をやさしくハートの上で重ねながら「私は愛を受け取ってもいいんだよ」と自分自身に何回か伝えます。

② もしこのときに小さい頃の自分のイメージや感情が出てきたら、その小さい頃の自分にも「愛を受け取ってもいいんだよ」と言ってあげてください。そしてできれば小さい頃の自分がそこにいるイメージをして自分をハグしてあげましょう。

③ イメージを終わりにするときには、小さな自分の顔が笑顔になっていることを確認してからにします。

④ 最後にもしっかり呼吸をして、頭頂から足の先まで呼吸が行き渡っていることをイメージして終わりにします(こういうワークをすると地に足がつかなくなりやすいのでやります。地球の中心までつながっているイメージができるとなお良いです)。

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私は、こういうのは自由で良いと思っています。型にとらわれず自分を信頼して、自分の感覚に従ってやってみてください。

なので、言葉はあなたがしっくりくるものを見つけられたらそのほうが良いと思います。声に出しても出さなくてもいいし、目を瞑って感覚に意識をもっていくのもいいし、鏡に映して視覚で感じるのもいいと思います。


■ 小さな愛を素直に受け取り、循環させていく

思えば私は、人からプレゼントをもらったり、車で送ってもらったりするときなどに、申し訳なさをよく感じていました(なのに人からしてもらいたい欲はあるという、複雑な人でした…)。

また、一度断るのがマナーだみたいな思い込みもありました。おばちゃんたちが食事の支払いで「いいわよ、私払うから」「いやいや、ここは私が出すわよ」って、本当は払いたくないのに払うフリをするみたいな。笑

プレゼントをするときは、相手が喜んでくれるのを想像して選ぶのに、悪いから…と言って受け取ってもらえなかったり、喜んでもらえないとけっこう寂しいですよね。そしてあげたくなくなっていきます(見返りの期待でもあるのですが)。

素直に「ありがとう」と笑顔で受け取ってもらえると、またその人にプレゼントしてあげたくなります。そして、受け取ったほうもうれしいからお礼をしたくなります。

本当に些細な選択の積み重ねが、愛が循環して幸せにつながっていくのか、不快なことが循環して自己否定につながっていくのか、意外と大きな影響をもたらしていることに気づきます。自分に選択する権利があったのです。日常の中にある小さな愛を素直によろこんで受け取っていきたいですね。

そして、自分にはこういう思い込みがあったんだな、ということに気づいて少しずつ外して軽やかになっていきましょう。

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