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陰陽学のススメ⑨…占いジプシーからの脱出を 漢字紐解きは「叶」

占いを彷徨う方々。

師匠の弟子となる『占導師』になってから陰陽六行占術の鑑定を始め、多くの方々を観てきました。

が、しかし、意外と占いジプシーな方が多いのに驚きました。
占いジプシーとひと言で言っても、その様子はいろいろ。


スマホアプリの簡易占いを次から次とやるのは軽い方で、数千円から数万円の鑑定を受けては、それぞれの整合性をチェックするという方まで。

まぁ、日本人は占い好きなんだなぁと思う反面、へぇ、そうなんだぁと流せる状況ではないなと思ったのも事実。


占いジプシーの方々に概ね共通しているのは、「占いの力を借りれば、幸せになれるかも…」と考えていることかな。

この辺りの見解はいろいろあると思いますが、それは一旦置いといて…。

だからと言って、占いに頼るのは危険過ぎると思うのです。
自分自身が選択肢を決めなくて、自分の人生に満足できますか?

八百万の神の国、日本。

海の神、山の神のような自然界や自然現象を司る神々、商売や学問の神々、縁結びなど人間関係の神など、日本には役割やものごとに神様がいらっしゃいます。

その数と種類の多さから、日本は「八百万の神の国」とも言われています。

そこに生きる日本人だからこそ、生きている世界への不安・不満から目に見えないもの(例えば占い)に頼るのでしょうか。

見える世界と見えない世界(精神世界)とのバランスが大事だなぁ…と思うところですが、陰陽学的には「陰」と「陽」の間の「中庸」の世界がポイントになるということでもあります。

長い人生において、一時的に占いに傾倒するということはあるかも知れませんが、病的なレベルになるとなかなか中庸領域に戻って来れませんからね。

到達してはいけない「占い依存症の世界」。


私も世の中ではどんな占い方をしているのだろうと探求目的で幾つかの場所にて観て貰いましたが、結構テキトーなのね…と思うことも多く…。
占って貰いたい人、占う人の世界を改めて実感したところです。

何れにしても繰り返し鑑定している間柄ならまだしも、一見さんに対して「やめなさい」とか否定的な断定をする占い師もいらっしゃいましたが、まぁそれはないな…と。

占いを行う為の前提情報は限られたもののはずなのに、どうして言い切れるのか?


まぁ、確かに迷っている方々には断定して上げたほうがいいケースもあるとは思いますが、あまりにテキトーだなぁと。



人間関係の浅い占い師が観ることができるのはほんの一面。
断定なんで絶対にできません。

宿命・運命・使命・天命

生まれたタイミングで宇宙や自然と自分のエネルギーの関係性から、生涯変わらないもの、生まれた瞬間に背負うとされるのが「宿命」

日々選択していくなかで、変化していくものが「運命」

生まれながらに持つ氣質の持つ特性を踏まえて進むべきところが「天命」

選択の結果、現時点の「運命」から「天命」に向かう道が「使命」

簡単にまとめると上記が宿命・運命・使命・天命の定義になります。

この関係性を知っておくだけでも占いジプシーにならずに済むと可能性が高くなるのではないかと思い記してみました。
詳しくは改めて…。

占いジプシーにならないために大切な3つのこと。

①自分の考えがまず先、そして占い…であることを心に留める。


まずは自分はどうしたいのか?
どうなりたいのか?

例えば恋愛で悩んでいるのであれば、相手とどういった関係を築きたいのか…というような願望や希望を先ず自分で決めてください。
そのうえで、そのためにはどうしたらいいのか?という気持ちを持って、占い師に相談することが大前提です。

②占い師もヒト。占って貰う人もヒト。


霊視力を持つ占い師や占術を学んだ占い師も、そして占って欲しいと思う人も全てがそれぞれの個性・考え方を持つ「ヒト」だから考え方が違うのは当然のことです。

占い師からの鑑定結果を聞いた後で、どう実際に行動していくのかを決めるのは、あくまで自分です。

そして占い師と「相性」がイマイチだなと感じる場合は距離を置いたほうがいいかもしれません。
占い師とは良好な未来に至る道標を示す役割なのですが、一面を観て善悪を判断するような場合は長期的なアドバイスを貰えない可能性が高いと思います。

自分自身が成長した時に、あの時の占い師さんが言ってたのは、こういう意味だったのか❗…と感じることもあります。
そう感じるまでは距離を置かないと自分自身が腹落ちしない言葉に引きずられることになりかねません。

成長した時に再訪しても占い師さんは嫌がりませんから安心してください。
寧ろ、伝わって良かったと喜びますから。(^^)

③占いをハシゴしない


占いの結果に納得しないからといって、自分自身が納得する結果が出るまで繰り返し次の占いに求めてしまうが占いジプシーの症状。
例えば同じ生年月日で観ても切り口が違う流派が違えば出てくる言葉も違ってきます。
ましてや、6・9・12・24区分のどれで相談事(事象)を切り分けて観る(分析する)のかが違えば、出てくる結果は言わずもがな…ですよね。

占いあっての自分ではなく、自分あっての占い。


占いのせいで散々な目にあったと思ってたけど、占いが悪いわけではない……。自分で考えたり悩んだりすることが面倒で、何か困難に直面するたびに占いに頼ってばかりだった。失敗することを恐れて、楽な道に逃げてばかりいた自分が悪かったのだと反省したのでした。

占いは、自分の人生をより良く、そしてより幸せにするためのツールのひとつ。
そして、あくまで行動するのは自分自身です。

これに尽きます。

そして波長の合う合わない(…というより、波形が近いかどうか)ということは万事あります。
皆さんも日々の生活においても感じられるところだと思います。

お金を払って占って貰うのに無理をする必要はありません。
占い師の言うことが今の自分に響かなければ、その時点では距離を置くくらいでいいということです。

未来予測が占いの魅力でもあります。
前向きに捉えられる占い師を探す一時的ジプシーはOKだと思います。

占いに頼っていたあなたに問題があるのではなく、もちろん占い自体に問題があるのでもなく。
占いに頼り切ろうとしているのなら、その一点の行動だけが問題になるのですよ…というお話でした。

今回の師匠による漢字紐解きは「叶」

占いに翻弄されず、自分自身の見える部分と見えない部分(知らなかった部分)を上手に占いを活用して知ることで、効率よく夢を『叶』えて欲しいと思います。

一切、マイナスの事を口にせず、プラスのことを口にしていると…叶います。詳しくは動画をどうぞ。(^^)



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