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いい意味でアンバランス

出歩くことがだいぶ減った。映画も観ることも減った。そんな時に久々に大好きな『サクリファイス』が高崎で上映されることが決まった。

これは行くしかない。でも義務じゃない。僕が行きたいから。『サクリファイス』は大きな画面が観るからこそいきる(※)作品だから。だから行くんだ。行くしかない。

※…活きる、生きるの両方の意味。

久々に観る。定期的にクラウドファンディングでいただいた円盤は観させてもらっているけど、久々。

なんか音がクリア?音質いい?あまり今まで聴こえてこなかった音が聞こえ始める。
翠のところのセリフごとに音を切っているところも聞こえてくる。(違ってたらごめんなさいだけど何か所々切れる音が聞こえたから)

一瞬オープニング直前のドローン(?)のところの色味が薄く見えたようにも見えたけどそこはたぶん勘違い。

松本のようにキレイすぎず、汚すぎずでいいバランスの映像の色味と細やかさ。映像の感じと音の感じがいい意味でアンバランスでとても見応えがあった。

久々の沖田の目のアップにゾクっと鳥肌が立った。というより沖田、何か変わった?と思うのは役者の青木柚くんの実年齢が沖田の年齢を超えたからだろうか。
今日視た沖田は、今までの中で一番感情が強かった。他の誰よりも全てに感情があった。声がいつもよりもクリアな感じだったから?なんでだろうか。
病院のシーンの最後の一言は裏話を聞いていたから感情をより感じたというのは分かるけど。
最後のホームのシーン、実際には映像はないけど以前Twitterで一度載ったことがあって。あれが浮かんだのだけども、その瞬間の沖田の顔が、なんといったらいいのかわからないけども、そこにもしっかりとちゃんと感情があったのだ。

相変わらずお話は難しいな、と思いながら観る。いつかの舞台挨拶でどなたかが「ツッコミどころはいくつかあるが、そんなこと気にならないくらい魅入られる」みたいなことを言っていたのを聞いてから、そういうシーンを見つけたらその言葉を毎回思い出しては「わからなくたっていいんだ」精神で観させてもらっているところが多い。

んだけれどたまには考えたくなることもあって…。

地震とミミズの関係性。サンスクリット語。アムリタの意味。土。本名の「全」と「基」のこと。全知全能的なものと基盤という意味なのか。アーカーシャとソラは「空間」だからこそ「せざるをえない」ということをできたのでは。では沖田も?そもそも沖田はどっちなのか。

英語喋ってる時の動き方ちょっと本人の癖出てるところ?LINEするのところだけ切り取りたい。ケーキの3口目の直後の上向いてるところ好き。

とか作品のこととか青木柚くんのこととかを考えたりとかしつつ、色々考えながら考えすぎずに僕はこの作品を楽しませてもらえているわけで。

そういうことができるのも、今回にもあった舞台挨拶のおかげなんだよなっていつも舞台挨拶をしてくださる劇場さんに感謝しかないです。

終わってからTwitterで知り合った方とお話し、壷井さん藤田さん柗下さんとお話させてもらって。
藤田さんは横浜シネマリン以来、壷井さん柗下さんは松本シネマセレクト以来にお会いして。通常の劇場公開のあとにまたこうしてお会いできてお話しできるのは本当に嬉しくて楽しくて。
幸せな時間だった。あっという間だった。また是非こうしてお会いできますように。

壷井さんからサプライズプレゼントをいただいてしまって。次の映画の間に待ち時間があったので一読。
何度も読まないと難しいんだろうなぁとは思うも。文字だけで来るものがそこには確かにあって。ああ、これがこうなるのか。
とか色々思うことがあったけれども、読んでよかった。読めてよかった。まだこれからも読みたい観たいと思えるものだった。

また是非映画祭や、復活上映、ありますように。引き続き『サクリファイス』応援させてもらいます。

#サクリファイス #青木柚 #高崎映画祭 #第35回高崎映画祭