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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展2回目

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展2回目🌻
日時指定制で30分ごとの入場です。
前回は平日の朝でしたが、今回は土曜日の朝イチ。始めにグッズ売り場で図録など買い物してから、列に並びました。



絵画の一言感想🌻

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カルロ・クリヴェッリの「聖エミディウスを伴う受胎告知」は、ディテールの細さにうっとり。好きだなぁ。今日はマリアの部屋の奥にある閉じられたガラス瓶(←マリアの処女性を表すとか)を確認できました。
他にもたくさんのモチーフに意味が散りばめられているのを紐解くのが楽しいです。


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ドヤ顔レンブラントとも言われている、自信たっぷりのレンブラントの自画像は、国立西洋美術館の壁にも注目です。
この絵は四角ではなく、丸い窓のように上がアーチ状になっています。
なんと、国立西洋美術館の壁も、絵画の形に沿って、壁がくり抜かれた形になっているのです✨
国立西洋美術館のこだわりですね~✨
素敵でしたよー。壁の色も素敵でした。
(海外からの美術館の貸出は、絵と額縁もセットで送られてくるそうです)


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フェルメールの「ヴァージナルの前に座る青いドレスの女」は、愛のテーマが散りばめらています。
フェルメールの絵画には楽器が描かれることがあるそう(楽器は男女の愛(直接的な)を表すそう)。ヴァージナルの前に置かれたビオラ。

この女の部屋の後ろに飾られた「取り持ち女」という絵画(まさに、娼婦館の娼婦と客とそれを仲介する取り持ち女が描かれています)。

では、この青いドレスの女は誰なのか?
娼婦ではなさそう。貴族のお嬢さんにも見える?
開けられたカーテンの内側からこちらを見る女。恋人の到着の瞬間でもあるかのようで、
フェルメールの絵は、謎解きがおもしろいです✨



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スルバラン「アンティオキアの聖マルガリータ」🖼は、雰囲気のあるスペイン村人風の女の子に惹かれました。
着ている服も帽子も表情も素敵で、独特の雰囲気があり、気になってしまう。
マルガリータの足元には竜が描かれています。
このマルガリータが竜に飲み込まれ、竜のお腹の中から十字架で突き破って出てきたことから、出産の守護聖人とされているそうです✨

聖書に指を挟むところからも、読みかけだったのかなと信心深い様子が見てとれます。



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ゴヤのウェリントン公爵の肖像画。
ナポレオンを打ち負かした人。その表情からは苦労も見えます。
が、そのウェリントン公爵本人はこの肖像画が納得いかなかったのか、何度もゴヤに描き直させて、胸の勲章が後でどんどん描き加えられたとか。油絵は描き加え可能なのが面白いですよね。
(あの有名なゴッホのひまわりも左下の一輪は描き加えられたものだとか🌻)


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ルノワールの「劇場にて」
私は何となく印象派の絵の具の淡いにじみ具合が取っ付きにくいイメージで苦手だったのですが、このルノワールの女の子とても可愛くて、初めての劇場で胸おどっている様子や握りしめる花束からも、女の子のワクワク感が感じられて、瞬間の切り取りに一気にルノワールのファンになってしまいました♡


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モネの睡蓮の池。
太鼓橋と緑とピンクの淡いお花が可愛くて大好き。


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ゴッホのひまわりはエネルギーに溢れていて、何か力をもらったような気がしてます。



以上です。
他にもたくさん気になった絵があるのですが、それはまた今度。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の皆さんのお気に入りの絵は何ですか?


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