長男が先天性内反足だった①

16年前のお話。

本当に青天の霹靂でした。

妊婦検診ではその件については、全く触れたことがなく。

産まれて初めて我が子の足がそんな状態だということを知りました。

当時私は、緊急帝王切開+全麻明けの朦朧の中だったので覚えてませんが、夫曰く産科の先生は「大丈夫、治るから。紹介状書くから退院したら受診してね」という感じでさらっと言われただけという…(え?ほんとに??)

二週間後、出産した病院の紹介状を持って市内の総合病院に受診すると、担当の主治医が「お母さん、もっと早く連れてこないと!」とめっちゃ怒られた。

ひぇっ、だって産科の先生は退院してからでいいっていうから~💦

そして受診したその日から、矯正術+ギプス固定の日々が始まりました。

毎週整形外科を受診し、外側に向くように徒手矯正をします。

これがまぁ子供ギャン泣きです(笑)。そりゃそうだ。
毎週毎週通いました。

…いや毎週毎週であればまだよかった。

1週間に1回のはずが、4~5日に1回になり、2~3日に一度になりました。

なぜかというと『せっかく固定したギプスが抜ける』事件が頻発したから。
思えば徒手矯正開始時期が遅かったから?とも思えなくもないですが、とにかく長男のギプスはよく抜けておりました…。
太ももからしっかり固定したはずなのに、翌日抜け殻が横たわる日々。「こいつ曲芸師目指してんのか?」と思うくらいに。
そしてよく抜けるということは、ギプスの内側に皮膚が余計に当たりまくっている、ということで次第に皮膚が擦り傷だらけに…(汗)。

ついに「これ以上通院でのギプス固定は難しい」ということになってしまい、擦れた皮膚を治すことになりました。
顔の皮膚も荒れ放題だったので(要はそもそも皮膚が弱かった)、顔も足も毎日イソジン消毒の日々。

1週間程度で退院しました。母子入院だったので柵付き大人用ベッドで二人で寝る日々…病院のベッドってセミダブルとかあってもいいのになぁ…と思ったものでした。

で、やっぱりこれ以上ギプス固定が難しいということで、2か月児の時につに手術をすることになったのです。

続く。

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