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エッセイ

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#祈り

ありがとう、しか浮かばない

日曜日の午後、私はお店のマネージャーと一緒に教会に来た。 先週の始めに スタッフがコロナにかかってあっという間になくなってしまった。 教会でのお葬式は、すべて彼女のオリジンであるスペイン語で、私には牧師さんが時々口にする彼女の名前と、「アーメン」の言葉しか理解できなかった。 棺の向こうのスクリーンには 生前の彼女の写真が映し出され、それは彼女が赤ちゃんだった頃から、つい最近、彼女の一人息子の6歳の誕生日を祝ったものまでが流れた。 私と同い年の 彼女の母親がすすり泣くの

家出をした息子への祈り

土曜日の朝、夜勤あけの息子に朝ごはん(晩ごはん?)を作る。 簡単なものだけど、カラフルな食材を使って、フルーツや生野菜も添えて。 メンタル疾患をもっている彼は、薬の副作用からか、甘いものを好み、自分で買ってきたスナックにちょくちょく手を出す。だから出来るときには、なるべくバランスの取れた食事を用意するようにしている。 私はソファにもたれて、一人静かに食べている息子を眺めながら、夫が入れてくれたオーツミルクの入ったコーヒーを味わっている。朝の柔らかな外からの風と、光。家の