見出し画像

娘を「JS」と呼びたくなる瞬間。

娘、小学3年生。もちろん普段は「女子小学生」。ただ、家にいる時の彼女は「女子」を強調するのも微妙なくらい、女子力が低いんです。顔洗うのを忘れたり、牛乳飲めば口の周りに白い髭ができたり‥親としては赤ちゃんみたいでかわいいけど、せめてご飯食べたら口くらい拭こうよ、と言い聞かせています。

ところが、こんな子供っぽい彼女にも別の顔があったのです。
学校で仲良くしているお友達の家で遊んだ時のこと。親同士も仲がいいので、親は親、子は子でそれぞれ楽しんでいたのですが、ゲームに夢中な男子チームには目もくれず、女子チームは行ったりきたり。そして、キャッキャとはしゃいだ声をあげています。

何が行われているのか気になって見に行くと、携帯で部屋にあるインテリア小物や自分たちを撮影していました。どうやら、撮った写真を加工アプリでいじって楽しんでいる様子。いわゆる「映え」な写真撮影会みたいです。その辺の布を巻いて、キメ顔作っている女子たちは、まさに「JS読者モデル」風。JS=女子小学生、JK=女子高生って感じですね。

小学生向け雑誌でこの単語を初めて見た時に、軽く衝撃を受けましたが、ここにもいました(笑)写真を加工する時も、「キュート系とビューティ系、どっちにするぅ?」とかで盛り上がりながら、操作を教えてないのにサクサクみんなで加工していきます。

さすが、最近の子はメカに強い!なんて、おばちゃんぽい感想を持ちつつも、楽しそうな娘を見ながら、自分の高校時代を思い出して少し羨ましい気持ちになりました。

私の高校時代は、いわゆるコギャル時代。
地元の友達は、みんなブランドバッグを持って制服のスカートを短くして、ルーズソックスを履くスタイル。すごく仲良くしていたのですが、私にはどうしても彼女たちと同じ格好をする勇気がなかったんです。友達以外にも周りは、ほぼ同じ格好だったので、古着スタイルだった私は逆に目立ってしまうのですが‥。当時の私には、みんなと同じ格好をすると、基準値より低い自分のブスさ加減が目立ってしまうと思っていたのです。同じ格好だからこそ、個々の顔が目立つのではないかという不安。

今、思うと本当に馬鹿みたいなんですが、当時は真剣にみんなと全く違う格好でいることで、オンリーワンだから基準値がないという安心感を持っていたんですね。でも、本当はみんなでお揃いを着て、難しいことは何も考えずに長い物に巻かれたかったという後悔もあります。ミーハーでいた方が人生楽しい、拗らせてた時代を経て辿り着いた結論です。

だから、娘が家とは違う顔を持って、楽しそうな事にミーハーでいられることは、これから先、楽しく過ごせる予感だと思います。
好奇心旺盛にやりたい事をやり、色んな関わりの中でたくさんの顔を持ち、その中で「自分」という軸をしっかり持っていれば最強!
まだまだある楽しい事を精一杯楽しんで欲しいものです。

それにしても、加工アプリのレベルが高いのか?!
メイクしたっぽく加工した時の、JS達がみんな超絶美人でのけぞりました(笑)
今からみんなの将来が楽しみです^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?