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知的謙遜について

あなたは賢いですか?

答えがYESであれば、あなたの知的謙遜のレベルは低いかもしれません。

知的謙遜とは自分の知識の限界をきちんと把握している状態のことで、いわゆる無知の知に近い考え方です。

この知的謙遜は多くのメガ企業でも採用の際に重視されておりGoogleの人事担当者も「ただの謙虚さではなく知的謙遜が欠かせません。知的な謙虚さがなければ、私たちは物事を深く学ことはできないからです。」とコメントしており

デューク大学の研究チームは知的謙遜を「知的謙遜が強い人は硬い信念を持っているが、そのいっぽうで自分の間違いやすさに気づいており、問題の大きさに関わらず何を誤ったのかを知ろうとする意思を持っている。日常的な言葉で言えば柔軟な心に近いだろう。」と定義し、研究では知的謙遜のレベルが高い人は

・忍耐力、好奇心、中立性が高い
・自分と意思が異なる相手でも、簡単に批判をしない
・データやファクトを精査するのが上手い

といった特徴が確認される事がわかっています。

だからこそ、知的謙遜は最も重視すべきスキルの一つとして多くの企業で優遇されているのです。

さてここでみなさんの知的謙遜のレベルを図るテストをやってみましょう。

これはペーパーダイン大学が開発したもので信憑性もお墨付きです。

質問は22問

1:全く違う
2:違う
3:どちらでもない
4:賛成
5:強く賛成

とそれぞれの質問に点数をつけていくようにしましょう。

Q1:自分のアイデアは他人のアイデアより良い
Q2:たいてい自分が他人から学ことより、他人が自分から学ことの方が多い
Q3:自分の信念に自信があるときは、その信念は間違っているケースはまずない
Q4:たいていの話題においては自分は知識を使って意思決定をしており、他人に専門性に頼ることはない
Q5:重要な話題において、他人の視点に惑わされることはない
Q6:他人から自分の意見が間違っていると教えられた時、重要な意見でも変える事ができる
Q7:重要な問題について良い理由があれば、自分のポジションを変える意思がある
Q8:重要な信念でも、新たな情報があれば変える事ができる
Q9:納得できる理由があれば、積極的に自分の意見を変えたい
Q10:重要な話題が真実でないと分かれば、すぐに考え方を変えたい
Q11:自分の意思決定の方法と他人の意思決定の方法の違いを尊重する
Q12:他人の意見を聞いて自分の意見を変えることはほとんどない
Q13:重要な問題について違う考え方を聞いてみたい
Q14:重要な話題について、意見が合わない相手とも冷静に対話ができる
Q15:他人と意見が異なっても、そこに正しい視点を見出すことができる
Q16:自分にとって重要な意見に反対されると、攻撃を受けたように感じる
Q17:自分にとって大事な意見でなくとも、意見が食い違うと攻撃されたように感じる
Q18:自分が最も大切にしている考え方に反対されると不安な気持ちになる
Q19:重要なポイントで意見が異なっても、相手をリスペクトできる
Q20:意見が異なる相手でも、話を聞いてみたい
Q21:自分にとって重要なアイデアを反対されると、自分がちっぽけな人間になったように感じる
Q22:自分が心から好きな話題に反対されると、ちっぽけな人間になったように感じる

点数がつけ終わったらQ 1、2、3、4、5、12、16、17、18、21、22の点数は反転させてください(1点→5点、4点→2点と言った感じです。)

そうして最後に、それらの点数を全て足し合わせてから22で割り、平均を出しましょう。

目安としては

4点以上なら知的謙遜レベルは平均より高いです。
3〜4点なら平均的な知的謙遜レベルです。しかし伸び代も十分です。
3点以下は知的謙遜が平均より低いです。ぜひ改善に努めましょう!

どうだったでしょうか?

もしスコアが低くても知的謙遜は高めることが可能なスキルです。

「今自分は知的謙遜が低い状態になっているのではないか?」と日々意識をして改善に努めましょう!

最後に知的謙遜についてもより深く言及した記事をご紹介して終わりにしたいと思います。


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