浮気に溺れる女
ナオはソファの上に裸足で座り、足首と手首をロープで縛られていた。
部屋には薄暗い光が差し込む中、ナオは目の前に立つシンジを恐怖の眼差しで見つめていた。
…
数時間前のこと、ナオは友人のヒカルとLINEでやり取りをしていた。
その夜、シンジはナオの携帯を偶然見てしまった。
ナオがシャワーを浴びている間、テーブルの上に置かれた携帯が妙に気になったからだ。
好奇心と不安に駆られたシンジは、ついナオの携帯を手に取り、メッセージを確認した。
「会いたい」という言葉が目に飛び込んできた瞬間、シンジの心には嫉妬と怒りが燃え上がった。
彼の中で膨れ上がっていた疑念が、一気に確信へと変わった。彼の胸の中で何かが弾け、理性の糸が切れた瞬間だった。
シンジ「浮気をしたな、ナオ!俺を裏切ったんだろう!」
ナオ「違う、シンジ!私はそんなことしてない!お願い、信じて!」
ナオは涙を流しながら訴えたが、シンジの顔には狂気の色が濃くなっていった。
シンジ「嘘だ!お前の携帯には男からのメッセージが入っていたじゃないか!」
シンジは怒りに満ちた目でナオを睨みつける。
ナオ「違う!ヒカルは友達!」
ナオは必死に説明するが、シンジの疑念はますます深まるばかりだった。
シンジの頭の中には、ナオとヒカルが親密に過ごしている様子が浮かんできた。
自分が知らない間に、彼女が別の男と楽しんでいる姿を想像するたびに、胸の中に怒りと嫉妬が渦巻いていた。
シンジ「そんな嘘に騙されると思うなよ!『会いたい』とかとか、そんなメッセージを友達に送るか?」
シンジはますます激昂した。
…
シンジ「ナオ、お前の嘘は全部暴いてやる!」
ナオは必死に後ろ手に縛られたまま逃れようと、足を曲げ伸ばししてリビングの床を這いずり回った。
しかし、シンジは容赦なく追い詰めてくる。
ナオは浴室にたどり着き、逃げ場を失った。
彼女は浴槽に寄りかかり、縛られた脚で立ち上がろうとするが、バランスを崩して浴槽内に倒れ込んでしまう。
ナオ「来ないで…」
ナオ「うわっ…!」
「ドンッ!」
身体が浴槽に打ち付けられる鈍い音がした。
シンジ「もう逃げられないぞ、ナオ。お前の嘘は全部暴いてやる!」
シンジは冷たく言い放つ。
ナオの両足は浴槽の縁から飛び出し、彼女は恐怖の表情を浮かべて浴槽の底でもがいた。
起き上がろうとするが、後ろ手に縛られているためにうまくいかない。
※公開している画像/テキストはすべて趣味制作のオリジナルでフィクションです。
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