エネライ島の謎 〜再訪編〜
探偵の神崎は、忌まわしき事件が発生した南国「エネライ島」へ、観光で再訪していた。
南の青く澄んだ空の下、エネライ島には平和が取り戻されていた。
豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、市街地やビーチエリアは、温和な島民たちとたくさんの観光客でにぎわっていた。
神崎は、前回の来島では若者たちの死体をたくさん見てきた。
今回は、その一部の若者たちと再会する機会を得た。
【第1位】ミオ
ミオ「神崎さん、こんにちは!」
神崎「こんにちは。」
(この子はたしか、エネライ女子高校の教室で、床にぐったりと横たわっていた女子生徒だ…)
ミオ「あのときは、助けてくれてありがとう!」
神崎「いえいえ、元気そうでなによりだ!」
(楽しい学生生活を送っているみたいだ…)
ミオ「いいところでしょ、エネライ島!」
神崎「うん、とてもいいところだ」
(あの事件の面影は、もうなさそうだ…)
ミオ「また来た時には声かけてね!」
神崎「ありがとう」
(彼女とこうして話ができるなんて…本当によかった…)
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【第2位】ミホ
ミホ「やっほ~」
神崎「ど、どうも…」
(この方は、砂浜に転がっているのを僕が見つけたんだ…)
ミホ「わたし、ユーチューバーなんだ!こないだは、動画配信できなかったからまた来たの!」
神崎「そうですよね。動画は撮れなかったですよね」
(それもそのはず。先日は、目の焦点がおかしくなった彼女が僕の呼びかけに応じることはなかったのだ…)
ミホ「この島の海は最高!再生数もきっと増えると思う!」
神崎「この島の魅力をぜひ伝えてください!」
(生き生きとしたミホさんの動画は、きっと再生されるだろう…)
ミホ「アップしたらぜひ見てね!よろしく!」
神崎「わかりました!」
(彼女のテンションの高ぶりが良く伝わった。本当によかった…)
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【第3位】リオン
リオン「神崎さん、こんにちは!」
神崎「こんにちは!」
(この子は、エネライ女子高校の校舎横の芝生でダメになっていた女子生徒か…)
リオン「神崎さん、この島を救っていただきありがとうございます!あなたはこの島の恩人です!」
神崎「大したことはしてないよ」
(清楚な子だとは思ったが、生きているのを目の当たりにするとより一層、そう感じるな…)
リオン「わたしは、サッカー部のマネージャーをやっているんです。けっこう強いんですよ?自慢のチームです!」
神崎「君が献身的にサポートしてくれているおかげだね」
(きっと、この子がいるおかげで選手たちもやる気がでるんだろう…)
リオン「こんど、島をご案内します!いいところがいっぱいあります!」
神崎「ありがとう」
(とてもいい子だ。生きていて本当によかった…)
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【第4位】レイナ
レイナ「ちゃっすぅー!」
神崎「ちゃ、すぅ…?」
(彼女はテニスコートに併設されている更衣室で死んでいた女性だ…)
レイナ「神崎っち、まじで神だよね!ありがとう!」
神崎「う、うん、そういってもらえて何より…」
(ずいぶん人懐っこい性格だ…)
レイナ「うち、美容師なんだよね!お礼に神崎っちの髪もピンクに染めてあげようか?」
神崎「いや、おじさんにピンクはさすがに…」
(彼女は特にカラーリングの技術に長けており、そのセンスと技術で多くの客に支持されているようだ…)
レイナ「ウケるw まー、また来てよ!神崎っちならいつでもおもてなししてあげるからさっ!」
神崎「お、おう…」
(ちょっとチャラいけど、気のいい感じの人だ。生きていてくれて本当によかった…)
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【第5位】アイ
アイ「こんにちは、探偵さん」
神崎「こんにちは」
(彼女は一番最初に発見した死体だった…草原に茶髪の白いTシャツを着て死んでいたんだ…)
アイ「この島の異変は、わたしの死体が一番最初に見つかったのがきっかけになったって聞きました。見つけてくれてありがとうございました」
神崎「ああ、そうだったね…」
(笑顔と優しさが魅力的な方だ…)
アイ「もしよければ、わたしの働くカフェに来てください!一杯、ごちそうしますよ」
神崎「それは光栄だ。このあと、立ち寄らせてもらおう」
(彼女は、エネライ島のカフェで働いていた店員だ。訪れる客たちを魅了し、彼女が手掛けるコーヒーは心温まる味がしているらしい…)
アイ「それじゃあ、カフェでまた会いましょう!」
神崎「そのときは、よろしく頼むね」
(明るい性格でカフェ店員がお似合いだ。命をつなぐことができて本当によかった…)
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…
神崎は、エネライ島の島民や観光客たちとの交流を続けた…
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