大腸カメラ・胃カメラ検査を受けてきた
会社の健康診断で便潜血検査にひかかってしまい、精密検査を受けてきました。対象は大腸カメラでしたが数年受けていなかった胃カメラ検査も同時に行うことにしました。若いときは健診でひっかかることもなかったのですが、四十路近くなると色々不具合が出てきますね。
そういえば、検査前の受診では奇妙なできごともありました。その後ドッペルゲンガー?との遭遇は今のところありません。
検査2日前から
検査2日前くらいから、繊維質の多いものは食べないように指導がありました。具体的には、大根や人参などの根菜類やきのこや海藻などです。確認しませんでしたが、恐らくオートミールなんてもってのほかでしょう。オートミールを禁止されたことにより便秘になり体重が増加しました。
検査前日
検査前日は病院で出された「大腸検査クリアスルー3食セット」というものを食べました。
おかゆとドロドロしたおかずのみです。味は悪くないですが量が少ないのでおなかが空きます。おやつは食べていいとのことでジュースやアイスなどでごまかしました。結果、カロリー過多になった気がしますが致し方ありません。
検査当日(自宅編)
いよいよ検査当日。この日は朝から下剤を飲みます。その量はおよそ2リットル。私が処方されたのは「モビプレップ」という下剤です。
コップ1杯を15分くらいかけて飲み、催したらトイレに行くことを繰り返します。キツかったのは下剤の味です。「梅のような味」と書かれていましたが、経験したことのない微妙に変な甘酸っぱさにくわえて後味が非常に悪く、飲み込むたびに吐き気を催します。一緒に水やお茶を飲んでごまかしますが、それでも消えない気持ち悪い後味。
この苦行が3時間続くのか…と早くも憂鬱になりましたが、やめるわけにもいかないため無心で飲み続けました。
最終的に透明な液体が下から出るようになったら準備OKで病院に移動します。
検査当日(病院編)
病院に行くと受付後、検査着に着替えます。パンツはお尻の部分に穴の開いた大きな紙のパンツに履き替えます。そして、今回の胃カメラは経鼻カメラを選択したため鼻の通りをよくする薬をスプレーされました。苦いです。その後鼻から喉の麻酔を注入されます。これも変な味がします。
今回は鎮静剤を使うことになっていましたので、準備ができると検査台に横たわり、点滴のルートを確保されました。このあたりでだいぶ喉の麻酔が効いてきて唾液を飲み込みづらくなってきました。お年寄などが飲み込む力が弱くなるとよくむせると言いますが、それと同じような感じでずっとむせていて苦しかったです。
鎮静剤を投与するとほとんどの人が眠ってしまうと聞いていたのですが、そう聞くと抗ってみたくなるのが私というもの。しかし心地よい眠気にどうでもよくなりあっという間に眠ってしまいました。過去に全身麻酔を受けたことがありますが、その弱い版のような感じで背中から落ちるような感覚とともに眠りに落ちました。
途中で覚醒してしまいましたが、胃カメラ検査は寝ている間に終了していたようでした。そのときは大腸の検査中で多少の違和感がありましたが、薬でぼうっとしながらもモニタをしばらく見ていました。そのまま何事もなく検査が終わりカーテンで区切られた休憩場所に台ごと移動されました。
検査自体は苦痛がほぼゼロでしたが、休憩しているときに喉の麻酔が切れるまでずっとむせて咳が出続け、それが大変苦しかったです。
大腸カメラ・胃カメラの検査費用
今回の費用は
事前の受診費用 3,210円
当日の検査費用 8,400円
合計 11,610円
事前の受診の中には大腸検査食クリアスルーの3食セット1,500円が含まれます。
当日の検査の明細を見ると、再診料等が74点(740円)、大腸カメラ検査が1,570点(15,700円)、胃カメラ検査が1,156点(11,560円)、合計28,000円の3割負担でした。
また、今回は何も問題ありませんでしたが、検査中にポリープが見つかった場合、小さいものであればその場で摘出することができるそうです。もちろん、そうなるともっと費用が高くなります。
まとめ
今回の検査で最もつらかったのは検査ではなく下剤の味です。もうあれを二度と飲みたくありません。味は覚えていませんが飲んだあとの後味の悪さだけは覚えているほど。
次に辛かったのは喉の麻酔をしたことによる一時的な嚥下障害です。唾液というのは思いのほか出ていて、普段は無意識に飲み込んでいますが、飲み込めなくなるのがこんなに苦しいとは思いませんでした。
そんなわけで検査そのものの苦痛はありませんでしたが、それ以外のところでは思ったよりも辛い思いをしました。検査に引っかからないことがいちばんですが、引っかかったら放置するわけにはいきません。今回は何も問題がありませんでしたが、大腸がんなどの重病が隠れている可能性があるので、精密検査が必要になった場合は必ず受けましょう。
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