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リベ大新入生が読んだ「お金の大学」

先日、市立図書館からメールが届き半年前に予約した図書の順番がようやく回ってきたので取りに行ってきました。その本は「お金の大学」でした。

予約したのが半年以上前で、その間に出産という人生の一大イベントがあったため予約したことすら忘れていました。Twitterでよく話題に上がる「リベ大」(リベラルアーツ大学)の動画を最近になってから見始めていましたので、なんとも驚きのタイミングでした。

どんな人が読むべき?

「お金の大学」は、お金の知識がない人はもちろんのこと、一定のお金の知識がある方も、すべての人におすすめしたい本です。特にこれから投資をしたいと考えている人がいたら、必ずおすすめしようと思います。

今の私の位置は例えるなら、一人ぼっちで資産形成という登山に挑み、ときに迷子になりながら数年がかりでやっと山の中腹まできたようなイメージです。正確な地図があったり優秀なガイドさんがいれば、大きく道を逸れることなく近道も使いながら、同じところまでかなりの短期間で登ることができたと思います。お金で苦労した20代の頃にこのような本と出会っていればと思わずにいられません。

ある程度の知識のある方であれば、自分の知識や経験の答え合わせに使えます。足りない部分を埋めて、更に強固なものとできるはずです。

おすすめする理由

「お金の大学」は以下のように大きく三部構成となっています。

Step1 貯める-支出を減らして貯蓄を増やそう-
Step2 稼ぐ-稼ぎを増やして蓄財ペースを上げよう-
Step3 増やす-貯蓄を投資にまわして資産運用しよう-

私がこの本をおすすめするいちばんの理由は「貯める」ことに重きを置いていることです。全269ページありますが、そのうちの半分以上148ページがStep1の「貯める」という章です。

お金が貯まらない理由は極めてシンプルで、入ってきた金額をそのまま使う(あるいは借金して入ってきた金額以上に使う)からです。しかしながら、お金を増やしたいと思ったときにこの事実に向き合わず、心もとない貯金を慌てて投資する人が案外多いものです。

そして、それはよほどの強運に恵まれなければ失敗に終わる可能性が高い。それを投資とは呼びません。

「貯める」章には、節約は辛いから続かないという人でも簡単に続けられて、かつ節約効果の高い固定費の削減方法のアイディアがたくさん書いてあります。

また、おすすめの理由のもう一つは、Step3の「増やす」章で、運用商品としてインデックスファンドを推していることです。私は普段、個別株をメインに運用していますが、インデックスファンドの積立投資こそ、どんな人でも低リスクでできる最強の投資方法だと考えており、誰かに相談されたらまずこれを勧めます。(リスクがないとは言いません。どんな商品にも元本割れのリスクはあります)

自分に当てはめて考える

どんな情報にも言えることですが、鵜呑みにすることにはリスクがあります。人間は、年齢も性別も置かれている環境もひとりひとり異なりますので自分に当てはめたらどうなるか、という視点が常に必要です。

この「お金の大学」においても、私が置かれた立場から見ると、とても気になる記述がありました。それは次回のnoteで書きたいと考えています。

※本投稿はご紹介した本の内容についての個人の見解です。また投資をおすすめるものでもありません。





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